人材を求めて中央アジアへ
日本のある政党が、一時期に掲げていたスローガンに「コンクリートから人へ」があった。ところが、現在の日本ではコンクリートを扱う人が不足している。建設現場では、土木工学の専門家の人出不足が深刻だという。広島建設企業の某社の幹部によると、大学の工学部の建設関連の学科の縮小傾向が背景にあるという。対応策としてベトナムで人を募集し、日本語を覚えてもらい、専門技術を教えるなどしてきたという。だが、日本語を覚え技術を身に着け国家試験に合格すると、せっかく育てた人材が他企業に移動してしまう。定着してくれないのが頭痛の種だと語ってくれた。
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