【富士宮市】生産量日本一と言ったら何を思い浮かべる?~富士山の伏流水で育てたニジマスは味もピカ一!~
富士山の伏流水が豊富な富士宮市は全国一のニジマスの生産量を誇ります。
2009年にニジマスを市の魚と決定。全国的には北海道函館市の「イカ」、島根県安来市の「ドジョウ」、山口県下関市の「フグ」がありますが、県内で市の魚を定めたのは富士宮市が初めてでした。
産卵期になると雄の体に帯状の虹色斑が見えるようになり、これがニジマスの名前の由来だそうです。
食用としてアメリカから輸入し、様々な研究を経て日本で養殖されるようになりました。
今回は富士宮の地場産業でもある養鱒を取材させて頂くために、『猪之頭養鱒場』さんにお邪魔しました。
猪之頭養鱒場は『静岡県水産・海洋研究所富士養鱒場』より南に位置し、猪之頭湧水群にある養鱒場の1つです。
入口には『つりぼり』ののぼりが出ています。ニジマスをはじめ、ヤマメ、イワナ、アマゴも飼育していて、釣りを楽しむこともできるそう。見学や養鱒体験(エサやり)などもできるんだとか。
場内には沢山のいけすがあり、小さなものから60cmは裕に超える大きなものまで、また変わった色のニジマスも悠々と泳いでいます。
猪之頭地区は保存湧水池が7カ所もある湧水の宝庫!常時大量の綺麗な水が養鱒場のいけすに流れ込んでいます。
私が訪ねたときは、魚の選別中だったようで、冷たい水の中で魚を1匹1匹目視で選別している姿がありました。
栄養価が高くヘルシーなニジマスはダイエット食にも良いそうです。川魚のくさみやくせもなく、骨っぽさもないニジマス。淡白でありながら旨味があるので、ムニエルやカルパッチョ、フライにするのがオススメです。
市内ではニジマス料理を提供してくれる食事店さんや、ニジマスを使ったお菓子を販売しているお菓子屋さん、釣りやつかみ取りを楽しめる場所も多くあります。
地元の特産品のニジマス。一度食べたら病みつきです。
ちなみに先日県外の友達に真空パックになっているニジマスの甘露煮を送ったら、大変喜ばれました!贈答用にも良さそうです!
猪之頭養鱒場
住所:富士宮市猪之頭1884‐1
TEL:0544-52-0022
営業時間:9:30~15:30
定休日:月曜日(夏休みは営業)
つりぼり料金:にじます/¥1800(1キロまで)
ヤマメ /¥3000(1キロまで)