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長岡花火 ぜひ食べたいご当地グルメや、地元民しか知らないカフェを紹介

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。

新潟県長岡市では、8月2日、3日に長岡まつり大花火大会(長岡花火)が開催されます。今回は、長岡訪問が10回を超える筆者が、ぜひ食べたい長岡のご当地グルメをご案内します!

※花火大会による混雑や、営業時間の変更にご注意ください。

長岡市民に長く愛される 洋菓子屋ミマツのレーメン

ミマツ(MIMATSU)は、長岡駅大手口を背に徒歩約3分歩いて左側。便利な場所にあります。長岡市民に好きなご当地グルメを聞くと、必ずと言ってよいほど挙がるお店です。

長岡空襲で焼け野原になった長岡に、戦後まもなく作られた洋菓子屋さんであり、65年続いています。

シュークリームの安売り(期日限定)も人気ですが、地元民が強く推すのは、季節限定のレーメン。

町なかのお店ですが、小さな中庭もポイントです。

季節限定のレーメンは、家庭で作るものとは、比較にならない完成度です。

・きゅうりは新鮮シャキシャキ
・質の良いチャーシュー
・カニカマにまでこだわり
・麺は太めで思いのほか強いコシ
・スープの酸味と甘みのバランスが絶妙
・自家製マヨネーズが絶品

自家製マヨネーズが混ざったあとのスープもおいしく、レーメンのイメージを変えるはず。レーメンは11時からの販売です。早い段階で売り切れることもあるため、注意が必要です。

MIMATSU CAFE 大手店
新潟県長岡市大手通1丁目4−12 都屋ビル 1F
0258-36-0852
営業時間 10時00分~18時30分

パリス・パイのミルフィーユは、東京進出も可能なハイレベル!

レーメンのミマツの向かいにある、小さなお店がパリス・パイ(Parisパイ)。

ミルフィーユのテイクアウト専門店で、小さくあまり目立たないのですが、いつ行ってもお客さんを見かけます。

プレーン(330円)とフランボワーズ(395円)です。

注文を受けてからクリームを練って詰める、手作りのこだわりがあります。

パイは軽くサクサク、クリームは自然で上品な甘さを感じる逸品。洋菓子激戦区の都内に進出しても、十分太刀打ちできると思えるお店です。

東京ほどテナント料が高くない長岡だからこそ、贅沢な素材をふんだんに使えるのかもしれません。早めに食べたいので、新幹線のなかや、宿泊の場合はホテルで頂くのがおすすめです。

Parisパイ
新潟県長岡市大手通1丁目5−7 大手通りビル 1F
0258-39-7050
営業時間 10時00分~18時30分
定休日 月・火(8月21・22日は臨時休業)

長岡を代表するご当地グルメ「洋風カツ丼」は意外なビジュアル?

長岡を代表するご当地グルメが「洋風カツ丼」です。

提供店は数あれど、まず訪ねてみたいのが、開業50年の老舗であるレストランナカタです。

長岡駅大手口を背に、2つ目の信号(ミライエという施設があり6階に長岡の歴史を展示)を、右に曲がります。アーケードは、少し古い感じですが、お店はしっかりしています。階段を2階に上がります。

内装は、昭和の気の利いた洋風レストラン。

訪問時には、引っ越し先の長野県から、およそ30年ぶりに訪ねたというお客さんがいました。

デミグラスソース(左)は、味のイメージがしやすい、一般的なデミグラスソース。ケチャップソース(右)は、見た目はカレーのようで、そこまで期待させませんが……。

口に入れると、ケチャップを小麦粉で伸ばしたような舌触りで、ワインや醤油?のような味が、複雑に絡み合う絶妙なバランスです。これこそが、長岡洋風カツ丼の味と言えるもの。

なお、同店では地元客は、カレーライスもよく注文します。2皿目にはおすすめです。

レストラン ナカタ
新潟県長岡市坂之上町2丁目3−6 若満都ビル 2階
0258-34-3305
営業時間 11時30分~21時00分
定休日 木

B級グルメの代表が「薄味」のイタリアン!

長岡のB級グルメの定番がその名もイタリアン。駅内のビル1階にあります。

長岡のイタリアンは、パスタとソフト麺の中間の麺に、かなり薄味のミートソースをかけた独特な味。語弊がありますが、ミートソースの失敗作?!と表現した人もいます。

食べたことのない味に驚きますが、飽きない自然な味つけ。

コショウなど、昔からの香辛料が効いた家庭的な味で、健康に良いものをという創業者の思いが生きています。

フレンド CoCoLo長岡店
新潟県長岡市城内町1丁目611−1 長岡駅ビル CoCoLo長岡 1F 食品館 フードコート
0258-36-7707
営業時間 10時00分~20時00分

長岡市の郊外・宮内には、地元民しか知らない和風カフェ!

長岡市の郊外・宮内には、長岡では有名な江口だんごが作ったカフェがあります。

宮内は、酒造や醤油の醸造所が多く、中庭越しに酒造のタンクが見える、印象的なお店です。

この江口だんご 摂田屋店は、2022年7月にオープンしたばかりで、地元以外では多く知られていません。

クルマでの訪問が便利ですが、JR信越線でも訪ねられます(本数は多くないため下調べが必要)。

みたらし味のだんご屋プリンは、テイクアウト可能な商品です。醤油が絶品!

※江口だんごは、駅ビルCoCoLoや長岡駅近くにも販売(テイクアウト)のみの支店があり、カラフルな五色団子が人気です。

江口だんご 摂田屋店
新潟県長岡市摂田屋4丁目8−28
0258-39-9173
営業時間 9時30分~18時00分
定休日 火

花火前や翌日の観光なら宮内駅周辺がおすすめ

長岡花火の前に観光をという場合、長岡駅周辺は見どころが限られます。

1駅離れた宮内なら、紹介したカフェのほか、なまこ壁の建築、酒造、全国的に知られる名ラーメン店の青島食堂などがありおすすめ。水がおいしいため、ラーメンもひと味ふた味違います。

空襲の被害を受けなかったエリアもあり、レトロな長岡が残されています。下のページ(6位)に詳しいです。ぜひ、戦禍から復興を遂げた長岡の町を楽しんでください。

【現地取材】長岡駅のランチ・ご当地名物・B級グルメをランキング!(とらべるじゃーな!)

長岡の歴史はブラタモリが分かりやすいです。長岡花火は戦災に倒れた人々を慰霊し、恒久平和を願う行事です。

【ブラタモリ長岡 全ロケ地】花火、空襲、戊辰戦争……苦難を克服した長岡を訪ねる#245(とらべるじゃーな!)

穴場ずらし旅、愛好家

宿泊歴500泊。関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビ(2023年)、TBSテレビ(2024年)に旅の専門家として登場。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住。

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