「ぶどう」は”房のまま保存”は間違いだった?ぶどうを長持ちさせる保存方法は意外にも…
ぶどうは人気の高いフルーツの一つです。甘くてジューシーなその味わいは、多くの人々を魅了しています。価格の高いシャインマスカットやルビーロマンを買った場合は、一気に食べるのは勿体無いですよね。
そこで今回は、ぶどうの保存方法について詳しく解説します。意外と知らない「房のまま保存はやめた方がいい理由」から、「おすすめの保存方法」、「コツと注意点」まで、元スーパーの青果担当の「ぱるとよ」がしっかりとお伝えします。
房のまま保存はやめた方がいい理由
ぶどうは追熟しないので、購入後は早めに食べるのが一番です。しかし、食べきれないときに房ごと冷蔵庫で保存している人も多いのではないでしょうか。
この方法、実はおすすめできません。房ごと冷蔵保存すると、ぶどうの水分が減少し、シワが入ってしまいます。これは鮮度が落ちている証拠です。食感も悪くなります。例えば、シャインマスカットのパリッとした食感が好きな人にとっては、このシワは大敵です。
おすすめの保存方法
では、どうすればぶどうを美味しく長持ちさせることができるのでしょうか。答えは簡単です。タッパーにキッチンペーパーを敷き、房から粒を切り分けて保存するのです。
手順1:タッパーにキッチンペーパーを敷く。
手順2:房から粒を切り分ける。
手順3:タッパーにぶどうを並べての蓋をして冷蔵庫で保管する。(2段重ねNG)
この方法はシャインマスカットやピオーネ、ナガノパープルなど、ぶどうの種類に関わらず有効です。
コツ、注意点
保存する際にはいくつかのコツと注意点があります。
- 房から粒を取って保存する理由:房から実を引っ張ると、引きちぎった部分が傷みやすくなります。
- キッチンペーパーを敷く理由:ぶどうの皮が結露することを防ぐためです。キッチンペーパーが水分を吸収してくれます。
- 枝を上にしてぶどうを並べる:枝が他のぶどうに触れると傷みやすくなります。
- ぶどうを水洗いしない:水濡れすると傷む原因になります。
今回紹介した方法で保存しても、購入時の鮮度によって保存期間が変わります。購入するときには鮮度の良い「ぶどう」を選びたいですよね。
・鮮度の良い「ぶどう」の見分け方!たった3つのコツを元スーパーの店員が解説
まとめ
- 房のまま保存すると鮮度が落ちる。
- タッパーにキッチンペーパーを敷いて保存する方法がおすすめ。
- 水分を吸収するキッチンペーパーと、枝を上にして保存することがコツ。
- 保存するときは、ぶどうを水洗いしないよう注意。
以上がぶどうの保存方法についての解説です。ぜひ参考にして、美味しいぶどうを楽しんでくださいね。
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