間も無くゴング! WBA/WBC/IBF統一ウエルター級タイトルマッチ
今夜ゴングが鳴るWBA/WBC/IBF統一ウエルター級タイトルマッチ。前日計量は、WBC/IBF統一チャンピオン、エロール・スペンス・ジュニアが146.25パウンド、WBA王者、ヨルデニス・ウガスが146.75でパスした。
試合3日前の両者の言葉をお届けしよう。
まずは、WBC/IBFチャンプ、スペンス。
「準備万端。何てったって(地元である)ダラスでのファイトだから、アドレナリンが出まくっていて、ワクワクしているよ。故郷のファンの前で最高のパフォーマンスをしてみせる。
地元の声援を受けながらの統一戦なんて、夢が現実になるよ。高いチケットを買って俺の試合を観に来て下さる方々に、感謝の気持ちを込めてファイトする。
ハードなトレーニングを重ね、充実したキャンプだった。準備はパーフェクトだと言い切れる。火花を散らす戦いになるさ。素晴らしいイベントになる筈だ。ボクシング界にとっても、いい夜になるだろう。
ウガスにも、これまでの対戦相手と同じように向かう。彼はとてもいい選手だ。キューバ人であることに誇りを持ち、険しい道を歩んできたことも理解している。ボクシングに己を捧げ、これ以上ないコンディションを作っただろうな。
食うか食われるかだ。もちろん、勝つのは俺だ。それもKOで。ノックアウトするために、特に手の込んだことは必要ない。100%、勝つのはこの俺だから」
ウガスも話した。
「ダラスの素晴らしいファンの前で戦えることを光栄に思いますし、楽しみでなりません。スペンスは尊敬すべき選手であり、我々はリングの外において特別な感情はありません。ゴングが鳴ったら戦うだけです。
私は戦士であり、戦いを好みます。12ラウンド、自分の技量を見せますよ。自分が不利だと言われていることも理解しています。でも、ここには勝ちに来ました。誰とでも、どこでも、いつでも戦う準備があります。スペンスが望む条件は何でも受けるつもりでした。何なら、どなたかの裏庭でもやりますよ。
6年前から、自分はずっと咬ませ犬でした。スペンスは故郷で統一王者となるシナリオを描いていますが、私は番狂わせを起こすべく、この地にやって来たのです。全てのキューバ国民のために、魂を込めて戦いますよ」
WBA王者の言葉通り、ウガスにとって会場は"敵地"だ。が、キューバから亡命したファイターである彼に、AWAYリングは慣れっこだ。どんなファイトを見せるか。