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【東広島市】バイパスで、東広島市役所~広島市役所が46分で行けるかどうかを検証しました。

中本祥二地域発信ライター(東広島市・三原市)

報道された通り、先月19日に「安芸バイパス」と「東広島バイパス」の未通区間(八本松~瀬野、及び海田町内)が開通しました。広島市中心部への自動車移動において2度下道に降りる手間が無くなり、東広島市西条町の人々の利便性は大幅に上がりました。

八本松西ICです。ここから広島市役所方面が新たに開通しました。
八本松西ICです。ここから広島市役所方面が新たに開通しました。

さて、行政の発表では「東広島市役所から広島市役所への所要時間は約30分短縮され、約46分になる」とされましたが、実際はどうなのか、筆者が自家用車を運転して試してみました。取材日は3月28日(火)です。

※全区間において制限速度を遵守しました。御薗宇ランプ~八本松西間、そして海田町内における国道2号線の下道との合流地点(海田高校近く)より広島市役所方面のバイパス区間は60キロで走行しました。

東広島市役所(写真)の入口前を、午前7時50分に出発しました。

南下して御薗宇ランプを右折し、西条バイパスに入ります。すぐに渋滞がやってきました…。が、八本松のあたりで流れはスムーズになりました。

今回新たに開通した八本松西IC~瀬野西IC間。3つのトンネルに標高の高い橋が続き、大変な下り坂です。このエリアを通るJR山陽本線は傾斜が急な日本有数の鉄道難所です(岡山方面の貨物列車には後押し用補助機関車が付きます)が、道路でも難所ぶりは変わらないようです。

さて、海田町に入り、やはり今回新たに開通した区間のあたりで、再び渋滞がやってきました。西条バイパス内よりも長いように思いました。バイパス全区間の終点が過ぎた後も交通量は多く、流れが悪いです。

広島市役所(写真)に到着したのは、8時56分でした。結果として所要時間は66分でした。

平日の朝の通勤ラッシュゆえに、渋滞が多かったことが、1時間以上の所要時間という結果になりました。平日の昼下がりの時間帯ではもっと早くに到着できるかと思います。

ともあれ、ラッシュ時であっても以前より所要時間が短縮されたことは確かです。東広島市から広島市への移動だけでなく、逆に広島市から東広島市への人の流れも加速していくことが期待できます。

西条バイパス区間には、「道の駅西条のん太の酒蔵」(写真)もあって一息付けますし、食事も楽しめます。どうぞ東広島にお越しください。

(了)

執筆・中本祥二(個人ブログ

西条バイパス・東広島バイパス

起点:広島県東広島市西条町上三永
終点:広島県安芸郡海田町南堀川町
24時間年中無休で走行可能(悪天候、工事等で通行止めの場合あり)
問い合わせ先:082-281-4131(国土交通省中国地方整備局広島国道事務所)

地域発信ライター(東広島市・三原市)

東広島市に居住しております。フリーライター、「芸備線ディスティネーション協会」会長、小売店アルバイト店員。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を発信してまいります。※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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