雨でも洗濯物が乾く【裏技】車中泊やキャンプで使える自動車の温風を使った乾燥方法
梅雨の時って、なかなか洗濯物が乾かないですよね。
キャンプや車中泊ではコインランドリーを利用して洗濯物を乾かすこともできますが、費用がかさんでしまうのがデメリットです。
そこで、おススメなのが自動車の吹き出し口から出る温風で乾かす方法。
私の場合、車中泊の旅では毎回この方法で衣類を乾かしています。
この記事では自動車から出る温風を利用した洗濯物の乾燥方法を紹介します。
吹き出し口
車内には送風の吹き出し口が数か所ありますが、フロントガラスの送風口を使います。
何故かと言うと、フロントガラスの送風口は広いので一度に多くの洗濯物を並べて乾かすことが出来るからです。
吹き出し口から出る温風は、ラジエーターの中で循環している冷却水(100度近く)で温められています。
なので、暖房の温度を最大にすると45度以上の熱い温風が出てきます。
この温風を洗濯物の乾燥に利用しない手はありません。
洗濯物を乾かす道具
洗濯物を吹き出し口に、そのまま並べて乾かすこともできますが、針金ハンガーを使うと効率的です。
まずは、針金ハンガーを楕円形に曲げて加工します。
そして、クツシタを取り付ける時はハンガーの左右に。
そして、トランクスはハンガーの中央に。
シャツは二重に折ってハンガーの全体を使って取り付けます。
ダブルクリップを使ってシャツを固定するとズレません。
ズボンを乾かす時はハンガーの中央に固定します。
乾かし方
自動車のエンジンをかけて暖機運転が終わると吹き出し口の風が徐々に熱くなってきます。
この時にエアコンは使用せず、温度設定は最大で風量も最大近くまで上げます。
吹き出し口の中心が洗濯物を取り付けたハンガーの中央になるようにセットします。
すると、洗濯物の中に温風が入って膨らんできます。
膨らんだ洗濯物の表面を触ると、とっても熱いです。
それと同時にフロントガラスが曇ってきますので窓は全開にしておきます。
シャツも同様に温風で膨らみます。
ポイントとして衣類に充満した温風が逃げないように袖口や裾を折り込んでおきます。
こうすることで乾燥時間が早くなります。
ズボンの場合は乾燥範囲が広くなるので、適当な部分で裾を折り込んでダブルクリップで固定すると良いでしょう。
あと、熱に弱い生地を乾燥させる時は送風の温度を下げたり、風の強さを下げたりして調整が必要になるでしょう。
乾燥時間・燃費
1人分の下着とTシャツを乾燥させる時間は、約30分程です。
そして、燃費を計算してみます。
軽自動車の場合は30分のアイドリングで0.2~0.25Lのガソリンを消費するそうです。
現在のガソリンの平均価格が165円なので、計算上だと30分のアイドリングで33~41円の金額になりますね。※2023年5月の情報
なので、コインランドリーを利用するより安いという計算です。
最後に
走行中に乾燥作業ができれば一石二鳥なのですが、道路交通法では「運転者の視界を妨げてはならない」という法律があるので、ダッシュボードの洗濯物が法律に触れてしまう恐れがあります。
なので、安全の為には走行中の乾燥作業は避けた方が良いでしょうね。
旅先だけでなく日常生活でも使える裏技なので、ご参考までに。