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「Surface Duo 2」に18万円の価値はあるか 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.450

石川温ケータイ/スマホジャーナリスト

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石川 温の「スマホ業界新聞」

2022/01/08(vol.450)

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《目次》

1.マイクロソフトのAndroid「Surface Duo 2」が日本上陸

-----2画面折りたたみスマホに18万円の価値はあるのか

2.グーグルがAndroidと他デバイスの連携を強化

------垂直統合のアップルにどう立ち向かうのか

3.ソニーがEV「VISION-S」開発で新会社を設立

-----先行する自動車メーカーは敵か味方か

4.今週のリリース&ニュース

5.編集後記

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1.マイクロソフトのAndroid「Surface Duo 2」が日本上陸

-----2画面折りたたみに18万円の価値はあるのか

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マイクロソフトの2画面Androidスマートフォン「Surface Duo 2」がいよいよ日本上陸となった。1月11日より発売となり、価格は18万円台からとなっている。

2画面スマートフォンといえば、最近であればLGエレクトロニクス、かつてはNECカシオも手がけていた。

もちろん、折りたたみとなればGalaxy Z Fold 3、Galaxy Z Flip 3が現役だ。

Galaxy Z Foldシリーズは3世代にわたって購入し、使ってきたが、画面を開いた時のサイズ感がなんとも微妙であった。映像コンテンツを見るのにも、黒い帯が目立つし、サイトを見るのも中途半端感がある。机の上に置き、フレックスモードで使うと横長すぎて、これまた映像を見るのにも、ウェブを見るのにも中途半端なサイズ感なのだった。

その点、Surface Duo 2は13:9のディスプレイを2枚、利用していているため、2つのアプリを起動して表示すると、それぞれで使いやすい比率となっている。

左の画面でメール一覧、右で個別のメールを表示するといったのが見やすいのだ。

LGエレクトロニクスもNECカシオも、どちらも長細いディスプレイだった。Surface Duo 2は13:9のディスプレイというのが意外と便利なポイントなのだ。

実際に使ってみると「もうちょっと、操作性や機能が2画面を意識して欲しい」といった場面に出くわす。

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ケータイ/スマホジャーナリスト

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。ニコニコチャンネルでメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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