《体があったまる》寒い冬に食べたい真っ赤なランチ・・・寒い国の料理で身も心もポカポカに【横浜市中区】
横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!
東京の新大久保・三河島、川崎のコリアタウンに並んで横浜にもコリアタウンがあるのはご存知ですか?
新大久保や三河島、川崎のコリアタウンは1ヶ所にギュッとまとまっている感じですが、横浜は中区から南区にかけて韓国料理屋さんや食材店さんが広く点在している感じがします。
その中でも、もっとも密度が高いのが中区の福富町界隈と横浜橋通商店街でしょう。
そのうち、福富町コリアタウンの中でも、比較的昔からある印象の「麻浦カルビ」さんでは格安の韓国ランチが頂けるんです!
店内は広く、食堂というより立派なレストランです。
このお店は店名ともなったカルビも有名ですが、ランチメニューが豊富なので、とても利用しやすいお店です。
この時には他のお客さんもたくさんいましたが、日本語を話す人はほとんどいませんでした。
もちろん日本人も大歓迎ですよ。
こちらはブ厚いランチメニューの1ページ。
写真つきで分かりやすいですよね。
全部紹介するとキリがないので割愛しますが、この他にもビビン冷麺、ウゴジ(白菜の外葉)スープ、干し鱈スープ、チョル麺、一人プテチゲなど、他の韓国料理屋さんには無いような定食も多く、ほとんどが1000円以下なのでお財布にも優しいですよね。
◆絹豆腐チゲ定食(600円)
ハングルではスンドゥブ(純豆腐)と書いてありますが、メニューの日本語表記では絹豆腐です。
パンチャンと呼ばれるおかずが3種類、ご飯もついて600円は安い!
トゥッペギと呼ばれる土鍋に、グツグツ煮えたぎりながらやってきたチゲ。
韓国では、このようなスープ主体の小さな鍋をチゲ、数人で取り分ける具材主体の鍋をチョンゴルと呼びます。
韓国料理というと焼肉を思い浮かべる方も多いですが、日本人がスシ・テンプラ・フジヤマを毎日食べないのと同じように、韓国でも焼肉はたまにしか食べません。
では、何を食べるかというと、このような野菜主体のスープ、ごはん、おかずのセットや、うどんや冷麺などの麺類、チャンポンやジャジャン麺、マンドゥ(餃子)などの中華起源の料理、最近ではラーメンやハンバーガーやチキンも人気がある国民食になっています。
ごはんは金属のお茶碗に入ってきます。
これは、かつての王様が「もし毒を盛られたら器の色が変わるから」「銀には魔除けの効果があるから」と信じ、銀の食器を好んだ事が起源だとか。
ふっくらと炊かれた白米は、旨辛なスープとの相性もバツグンです。
おかずは日替わりですが、この日は小松菜のキムチ・ちくわの和え物・白菜キムチでした。
ちくわは意外にも韓国でも良く食べる練り物のひとつです。
チゲには豆腐がたっぷり入っていて、ツルリとした食感がたまらなく美味しいです。
牛骨の出汁を効かせ、唐辛子の粉を入れて作ったチゲは、素材の味が満遍なく溶け込んでいて実に美味しい!
中には、玉子も丸々入っています。
プリッと半熟の状態で、旨辛なスープの具材としては基本であり、最高でもあり。
旨辛なスープはコクがあり、いくらでも食べられる美味しさ。
オカズ力もあるので、スープとご飯を別々に食べてもよし。スープの中にご飯を全部入れてもよし。
みうけんは、写真のようにスプーンにご飯をすくって、半分だけ浸して食べるのが好きです。
具材は豆腐、ネギ、玉子、きのこ、あさり、肉といった感じでしょうか。
素材のそれぞれの味が満遍なくスープに溶け込んで、辛さの中に奥深い美味しさがあります。
アッツアツでピリ辛のスープ、体に優しい玉子や豆腐といった素材、ごはんとキムチなど、寒い冬に身もココロも温まるお料理であるスンドゥブチゲ。
これから寒さがまだまだ厳しい冬にうってつけな、本当に美味しい一食となったのでした。
◆◇◆後記◆◇◆
今回は「絹豆腐チゲ」を頂きましたが、焼肉や一品料理、鍋など何でもござれの「麻浦カルビ」さん。
これからまだまだ寒い時期が続きますが、そんな時だからこそ唐辛子のカプサイシンで体を温め、美味しいお酒と共にココロも温めてみてはいかがでしょうか。
他にも、まだまだ色んな種類のお料理があって紹介しきれませんが、この「麻浦カルビ」さんは何を食べても美味しいなと思うので、是非ともお試しいただきたい銘店です。
お試しを!
麻浦カルビ (Rettyページ)
045-243-9606
横浜市中区福富町東通38-4 KIMGAビル 1F
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。
※この記事はお店の方の許諾を得て掲載させていただいております。