プロが考える!片付けるなら”ミニマリスト”を目指すべきなのか?!
「片付けるなら、まず沢山あるモノを減らしましょう」
このように片付けのプロは、みんな言うと思います。
それは私もその通りだと思います。なぜならば、モノが多すぎたら物理的に入りきる訳がないからです。収納は魔法ではないので、1の容量しかないところに10のモノは入れられないのです。
元々、片付けが苦手だった私。
だから、片付け始めた私は”ミニマリスト”を目指して、たくさんモノを捨てていきました。
”ミニマリスト”とは、最小限のモノで生活する人を言います。たくさんのモノを持つのではなく、少ないモノを最低限だけ持つシンプルな暮らしのことを指すことが多いです。SNSなどを見ていても、このミニマリストの暮らしがとても素敵で、ブームになっています。
そのため、片付け始めた私もミニマリストに憧れ、モノをどんどん手放していったのです。
その結果・・・
”いる””いらない”もよく考えず、次々捨てていきました。
そして、モノを増やさないように、大好きな洋服も「1年間我慢する」と決め、
ずっと買わずに過ごしました。
...その結果。
結局必要になって買い足すモノが多々出てきてしまったり、
家族から「勝手に捨てないで!」とクレームが来たり。
そして何より、大好きな洋服を買う楽しみが無くなったことで、全然毎日が楽しく無くなってしまったのです…。
その時考えた事
「こんなの理想の暮らしって言えるのかな?」
「多少家がスッキリしたとしても、この心のモヤモヤは晴れないんじゃない?」
と、思いました。
そして、
「そもそもモノが多いことが悪いことなのかな?」
という考えに行きつきました。
「モノが多いことが悪いんだ」と思ったから、減らしていったけれど、ただ減らしただけでは、理想の暮らしにはなりませんでした。ということは、ただモノを減らせばいいのではなかったのです。
大事なのは、”自分の暮らしにあったモノの量にすること””日々の暮らしのためにちょこちょこ片付けるなどの努力を続けること”だったのだと気が付いたのです。
そこからきちんとモノは”いる・いらない”を考えてから、捨てるようにしました。
また、やみくもに買わないと我慢するのではなく、「買うためにはどうしたらいいか」を考えるようになりました。1つ買っても、1つ手放せばモノが増えることはありません。このようにルールを決めて、その中で暮らしを楽しむことにしたのです。
ミニマリストとお片付け
家中にモノがスッキリしていて、とても憧れるミニマリストの生活。
でも、必ずしも誰もがこの暮らしにフィットするわけではありません。「自分の暮らしが、より良くなるにはどうしたらいいか」を考える必要があるのです。そのため、必ずしも「片付けるならばミニマリストを目指さなければならない」というわけではないのです。
日々の生活を楽しみつつ、「自分の理想の暮らしはどんなものか」を考えていくことが大切だと思っています!