【仙台市宮城野区】握る人、食べる人、縁を結ぶ「おむすび(おにぎり)」。高砂にある話題のおにぎり店!
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
おむすび、おにぎり、呼び方に違いはあれど、どちらもお米を握った日本人に馴染み深い食べ物。
ちなみに所説あるようですが、おむすびは「古事記」に登場する農業の神様「神産巣日神(かみむすびのかみ)」に由来するお供え物的な食べ物。おにぎりは、こちらもまた「古事記」などに「握飯(にぎりいい)」という言葉が記されていることから、ご飯を握る動作。また民俗学的な見地からは「鬼を切る」という意味での魔除けに由来している食べ物ではないかという説があるようです。
そんな古事記の時代から親しまれ、常に私たちの側に寄り添ってくれているおむすび、おにぎりですから、「ううむ。今日は丼メシではなく、何となくおにぎりの気分かも…」と無性に食べたくなることがあります。
今回ご紹介するのは、そんなおにぎり気分の時に発見した素敵なお店。お腹も心もほっこりと温かくなるおにぎりに出会えましたよ。
そのお店があるのは仙石線陸前高砂駅付近。国道45号線から港方面にちょっと入った住宅街の中にあるアパートの一階です。突き出した黄色い屋根とノボリが目印。
こちらがそのお店「縁むすび」さん。おむすびが「縁」を「むすぶ」、素敵な店名です。
ちなみにこちらのおにぎり店は、同じ宮城野区にある「みはるの杜」などを運営する医療法人社団清山会さんの小規模地域活動センターでもあります。
<参考リンク:医療法人社団清山会HP~縁むすびのページ>
ホームページに書かれている言葉は「あったか、ホコホコのおむすびで、おなかもこころもじんわりあたためたい」。そんな気持ちで営まれているおにぎり店ということもあって、地域の皆さんが気軽に立ち寄り美味しいおにぎりを買い求めているお店なんです。
お店のガラスには、その月の「日替りメニュー」と定休日が書かれたカレンダーが貼ってあります。
日替りメニューを見てみると、わかめにゆかりに五目といったオーソドックスなものから、ラー油ナッツにカレー、焼肉に鳥そぼろといったパンチのきいたガッツリおにぎりまで。その日その日で違ったおにぎりが楽しめるように工夫されていることが分かります。
お邪魔したこの日の日替りは「あげおかか」に「栗ごま」でした。腹ペコなワタクシ。ご挨拶をしつつ、2つの日替りおぎにりを購入してみましたよ。
お昼時、お腹ペコペコ状態でフラフラと街歩きをしている時に、素敵な店名のお店を見つけてサクッとおにぎりが買える。これだから街歩きはやめられませんねぇ。丁寧な接客にお礼をし、おぎにりを抱えていそいそとご帰宅です。
ということで、ご帰宅につき場面転換。こちらが買ってきたこの日の日替りおにぎり「あげおかか」と「栗ごま」です。手書きの品名シールが何とも温かみを感じさせてくれます。
まずは「あげおかか」おにぎりからパクリ。パクリと食べてから、気が付きました。綺麗な断面を撮影してから食べるべきだった…。ちょっといびつな断面写真になってしまったことをご容赦下さい。
画像はさておき「あげおかか」美味しい! 一時期、天かす・青のり・めんつゆを混ぜた「悪魔のおにぎり」(悪魔的に美味しいという意味のネーミング)が流行しましたが、あげ(天かす)とおかか。この組み合わせも美味。これもまた悪魔的なクセになる美味しさです。もう一個買っておいても良かったな…と思いながら、汁物と共にパクパクと完食。
そして栗ごまのおにぎりもパクリ。
ゴロゴロと入っている栗、いい塩梅に混ざっているゴマ。噛みしめるとお米と栗の甘味が感じられます。後からほのかに感じるゴマの風味。春先に食べる栗もオツなもんですねぇ。栗ご飯を思い出す美味しさに、こちらのおぎにりもあっという間の完食です。ごちそうさまでした!
いかがだったでしょうか。素敵な店名、美味しいおにぎり。まさに「あったか、ホコホコのおむすびで、おなかもこころもじんわり」温まった「縁むすび」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。
●縁むすび●
〒983-0014 宮城県仙台市宮城野区高砂1丁目11−2 プルミエール高砂1階