内蔵の町・増田で愛されるお肉屋さん！店内でランチやカフェも楽しめる『後藤チエ精肉店』とは？

「内蔵の町」として知られ、風情ある景色が並ぶ横手市増田。その中心部にあたる中七日町通りに、一軒のお肉屋さんがある。そう、地元の方々から長年愛されている『後藤チエ精肉店』だ。

店の屋号は創業者である後藤チエさんのフルネームから。地元の方からは『チエ子肉屋』と呼ばれ親しまれてきた老舗だ。パッと見、お肉屋さんとは思えない外観も増田ならではだが、注目はあのメジャーリーガーもビックリの営業形態である。

大谷翔平がルーキーイヤーだった2013年、チエ子肉屋でも食事処を設け二刀流営業を開始。噂のお肉屋さんの入口には、気になるランチやスイーツのメニューがズラリと並ぶ。一方では「お肉も売ってます」と、しっかり精肉店としての一面もチラ見せ。新鮮な馬刺しも人気だ。

品書き

ランチメニュー

お肉屋さんのカレーライス：770円/大盛880円

お肉屋さんのじゃじゃ麺：770円/ダブル盛1,210円

週替わり定食（ご飯・みそ汁・小鉢・つけもの付き）：770円/大盛880円

飲み物

コーヒー（ホット・アイス）：220円、ココア（ホット・アイス）：220円、アップルティ：220円、ジュース各種：165円

スイーツ

手作りチーズケーキ：275円、手作りヨーグルトケーキ：275円、手づりガトーショコラ：275円、あずきようかん：165円、プリン（いちご、杏仁、キャラメル）：165円

※スイーツセット：飲み物とスイーツをセットで購入すると50円引き

おすすめ総菜メニュー

きな粉パン：132円、レバニラ100g：220円、砂肝100g：220円など。

お肉のメニュー

豚バラ100g：205円、豚肩ロース100g：237円、牛肉100g：410円、地鶏（もも肉）100g：205円、特製チャーシュー100g：324円など。

さて、本日は内蔵の町・増田でお肉屋さんランチといこう。日替り定食やじゃじゃ麺も気になるところだが、今回私はお肉屋さんのカレーをチョイス。最近は横手でもフォトジェニックなスパイスカレーを楽しめる店が増えてきたが、今回はチエ子肉屋の普通のライスカレーに注目だ。

お肉屋さんのカレーがウマい！『後藤チエ精肉店』のこだわらないカレーとは？

お待ちかねのお肉屋さんのカレーが、メンチカツを引き連れて登場。そう、こちらの店では目の前のショーケースに並んでいる総菜を、カレーにトッピングすることができる。このお肉屋さんならではのシステムがなんとも嬉しい。

『後藤チエ精肉店』のカレーは通称「こだわらないカレー」で、店の入口には「普通のライスカレー」という文字も躍っている。

たしかに巷で話題のスパイシーなカレーと比べると、ルックスも味も家庭的。なんだけど、母親がいつも作るカレーとは、またひと味違う。オカンと専門店の間。このなんとも言えない絶妙なラインが、このライスカレーの魅力だ。

さて、甘辛で優しいカレーの海からメンチカツの救出といこう。さすがはお肉屋さんのメンチ。肉厚ジューシーでカレーとの相性もバッチリだ。今回私はメンチをチョイスしたが、ハムカツや唐揚げなどもトッピング要員として人気のようだ。

そんな「こだわらないカレー」がクセになる『後藤チエ精肉店』だが、この店の創業者である後藤チエさんは2010年に他界。現在はチエさんの娘さんが店を切り盛りしている。

「温かい食事を提供したい」

お肉屋さんと食堂の二刀流営業は、そんなチエさんの想いを娘さんが形にした格好だ。

温かいお店で味わう、温かいライスカレー。それは親子の絆と想いがこもっている。