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オートバイのあれこれ『ソロツーリングこそ、至高の贅沢?』

Rotti.モトエンスー(moto enthusiast)

全国1,000万人のバイク好きたちへ送るこのコーナー。

今回は『ソロツーリングこそ、至高の贅沢?』をテーマにお話ししようと思います。

突然ですが、ツーリングをする際はソロ(一人)で走りますか?

それとも、マス(複数人)で走りますか?

「どっちも!」という人もいることでしょう。

ソロツーリングにもマスツーリングにもそれぞれ面白味がありますが、今回は愛車と水入らずのソロツーリングの魅力について、私が個人的に思うことをお話しします!

ソロツーリングで最も良いのは、やはり“自由気ままに走れる”ということではないでしょうか。

自分以外にも参加者がいるマスツーリングの場合、待ち合わせ時間・場所、合流後の行程をある程度は決めておかなければなりませんが、ソロツーリングは一人で走るので、事前に必ずしも予定を立てておく必要はありません。

好きな時間に出発して、好きな時に好きな場所で休憩して、好きな時間に帰ってこられる。

そしてまた、ツーリング途中でのルート変更も自由自在。

これがやはり、ソロツーのイチバンの魅力に感じます。

私の経験から少し話をすると、たとえば走行中にたまたま美しい景色に出会った時、事前に行程を定めているマスツーリングではスルーしてしまう場合がほとんどですが、自分一人であれば、そこで一旦バイクを停めて写真を撮るといったことも可能です。

急に走行を中断したところで、ソロツーなら誰にも迷惑をかけませんからね。

▲美しい景色を見つけた時にも、一人なら急遽走りを中断できる
▲美しい景色を見つけた時にも、一人なら急遽走りを中断できる

「バイクとは自由の翼だ」

というセリフをどこかで聞いたことがありますが、ソロツーはまさにオートバイを自由の翼だと感じられる遊びだと思います。

幸運にも、私はここ数年で一気にバイク仲間が増え(年上の方ばかりですが…)、マスツーリングもよくするようになりました。

マスツーももちろん楽しいのですが、やはりソロツーと比べると、自由度が落ちるのは事実です。

マスツーは団体行動なので、一人で気ままには動けませんからね。

▲マスツーにも当然魅力はあるが、自由度はどうしても下がる
▲マスツーにも当然魅力はあるが、自由度はどうしても下がる

露骨な言い方をすると、“自由を求めてバイクに乗っているはずなのに、それほど自由じゃない”ということが、マスツーでは起こりがちということです。

そういう意味では、“自由の翼”であるバイク元来の遊び方というのは、やはりソロツーなのではないかとも思います。

それこそ、鳥が何も無い空を舞うように、自由奔放に走れる。

どこか“旅人気質”のある我々バイク乗りにとって、ソロツーリングこそ、実は至高の贅沢なのではないでしょうか。

▲自分と相棒だけの、のんびりタイム。ソロツーならではの贅沢だ
▲自分と相棒だけの、のんびりタイム。ソロツーならではの贅沢だ

モトエンスー(moto enthusiast)

バイクを楽しむライター。バイク歴15年で乗り継いだ愛車は10台以上。ツーリング/モータースポーツ、オンロード/オフロード、最新バイク/絶版バイク問わず、バイクにまつわることは全部好き。

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