「ごぼう」の”アク抜き”は必要なの?元スーパーの店員が解説
ごぼうは切るとすぐに色が変わります。色変わりを防ぐため、水にさらしたりすることが多いですよね。
しかし、実際にはどのようにアクを抜けば良いのでしょうか?
今回は、一般的な3つのアク抜き方法を試し、それぞれの効果を確認してみました。
さらに、アク抜きの必要性についても、スーパーの青果担当者だった私が解説します。
アク抜きは本当に必要?アクの正体とは
ごぼうのアクはポリフェノールという天然の成分です。食べても問題ありません。
では、アク抜きは何のためにするのでしょうか?
主な理由は、見た目をきれいに保つことや、雑味を取り除くことです。
しかし、風味豊かな料理、例えばきんぴらごぼうや炊き込みご飯などは、アク抜きせずともおいしくいただけます。
逆に、ごぼうが主役の料理、例えばごぼうのサラダや酢ごぼうなどでは、色をきれいに保つためにアク抜きがおすすめです。
料理に合わせて、アク抜きをするかしないかを選ぶのが良いですよ。
アク抜きの方法:3つの方法
水にさらす
一番手軽な方法です。切ったごぼうを水を張ったボウルに入れると、変色するのを防げます。
ごぼうは切るとすぐに変色するので、切ってすぐ水につけてくださいね。
ただし、長時間水につけると風味が損なわれるので、30秒から1分程度が目安です。
熱湯にさっと通す
量が少ない時は熱湯をかけるだけでOK。
多い場合は沸騰したお湯に入れ、再沸騰したら取り出します。
これにより変色を抑えつつ、調理時間の短縮も可能です。
白くしたい場合は酢水に
より白い仕上がりを求める場合、水250ccに対し米酢小さじ1を加えた酢水に約2分間さらします。
これにより変色を抑えつつ、酸味もほとんど感じません。
まとめ
- 水にさらす:手軽で変色を防げるが、長時間は避ける。
- 熱湯にさっと通す:量が少ない時に便利で、調理時間も短縮可能。
- 酢水にさらす:白く仕上がり、変色をしっかり防ぐ。
ごぼうのアク抜きは、料理の種類によって使い分けるのがおすすめです。今回ご紹介した方法を参考にして、ごぼう料理をより美味しく楽しんでくださいね。
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