保育士1人で子どもを何人見るか知っていますか?日本の保育園が世界と比べて非常に危険なその理由とは
こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、現在子育てや育児に関する情報の発信を行っている現役の保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。
Q:保育園の先生は一人で子どもを何人見るんですか?
こちらの解決方法についてご紹介していきたいと思います。
※動画は1分27秒です。
皆さんは毎日保育園に子どもを通わせている中で、「保育士1人で子どもたちを何人見ているのだろう?」と気になったことはありませんか?
「1人でこんなにたくさんの子どもを見てすごいなぁ」
「先生は気付いてるのかな?危ないな」
などのように、子どもと保育士の人数に興味を持ったことのある方も多いのではないでしょうか。
・保育士は1人で子どもを何人見ているのか?
・この人数は適切なのか?
保育園を利用している保護者の方には、ぜひ知っておいていただきたい事実があるのです。
実はこんなことになっていた!
日本の保育士の配置基準は以下の通りになっています。
0歳児: 保育士1人当たり3人
1〜2歳児: 保育士1人当たり6人
3歳児: 保育士1人当たり20人
4歳児以上: 保育士1人当たり30人
この人数を見てどう思いましたか?
安全を守るのがかなり厳しい人数だと思いますね。
しかし、実際にはもっと厳しい場面がたくさんあります。
例えば、1歳児12人を2人の保育士で見ていたとして、1人がうんちでオムツを替えに行ったら、しばらくの間は保育士1人で1歳児11人を見ることになります。
このように、現場では"配置基準の人数"と"実際の保育に入れる人数"がかけ離れている場面も少なくないのです。
一方の海外では?
では、海外の保育士1人あたりの子どもの人数はどうなのでしょうか。
例えば、
・アメリカのニューヨーク州やイングランドでは3歳児だと1人当たり7人。
・それよりはやや多いと感じるドイツで、3歳児以上は1人当たり13人。
・スウェーデンでも4歳児以上児で1人当たり13人とされています。
例に挙げた国が特別に少ないと言うことではありません。
日本の保育士の配置基準は、世界的に見てもダントツに低い基準となっているのです。
いかがでしょうか?
これらの現状が子どものケガや置き去り事件などの原因の1つとなっていることは、言うまでもありません。
子どもたちの命が脅かされかねない現状を変えるためには、保育士だけが声をあげていても難しいため、保育園の利用者である保護者の方々からも声をあげていただけると嬉しいです。
より詳しく知りたいと感じた方は、ぜひ動画の方からご確認くださいね。
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