ぎゅっと握ったら潰れてしまいそうな繊細でやわらかなシフォンケーキ。

口に含むと溶けてしまうくらいにふっくらした食感。ちょうど良い甘さは、からだに染み入るみたい…

そんなふっくらでやわらかなシフォンケーキのお店『ちいさなしあわせ』さんが、野中の住宅街の一角にあります。

毎週木曜日に市内の無農薬野菜を栽培する農家さんが旬の野菜を販売する『野中朝市』の会場にもなっています。

駐車場はちょっと奥まっていますが、案内看板が出ているので迷いません。

とっても素敵な木漏れ日が差し込むお庭の奥に場所に、ちょこんとある建物。

まるでメルヘンの森に迷い込んだ錯覚に陥るかわいらしいお店はオーナーやオーナーの家族、友人の力を借りて建てられたもの。

入口の前にはガーベラ農園の『FARM HORIIKE』さんのガーベラが彩っています。

真新しい木の香りがして、ちいさな店内には焼きたてのシフォンケーキが並びます。

私が訪れたときのシフォンケーキの種類は、『プレーン』『メイプル』『玄米』『ほうじ茶』『ばなな』『抹茶 ほうじ茶』の6種類でした。

• 小麦粉・牛乳・バター不使用
• 『プレーン』『メイプル』『竹炭』『ばなな』には、名古屋コーチンのたまご、『玄米』『抹茶』『ほうじ茶』には『岡崎アローカナのたまごを使用。どちらも『そらとふじ』さんの平飼い自然養鶏の卵使用自然養鶏の卵使用
• ３０年間農薬・肥料不使用で育てられた焼津市の杉本さんの『米粉』や『玄米』を使用
• 農薬・化学肥料・除草剤不使用で育てられた『山平園』さん『ほうじ茶』『抹茶』『里山紅茶』を使用

ちいさなしあわせのシフォンケーキは原材料にもこだわり、有機豆乳と有機甜菜を使用し、作られているため、賞味期限は当日となっています。

シフォンケーキの他にラスクやにっこりクッキーも販売されていました。

紙袋に入れてもらえますが、とてもやわらかなので、底の広いエコバッグを用意して優しく持ち帰るのがおすすめです。

人当たりがとてもやさしく、いつも笑顔で答えてくれるオーナー。

日常会話をしているだけでも、なんだかとても癒されます。

お店の前のベンチに腰を下ろし、ゆったりと流れる時間に身をゆだねてみました。

風が奏でる風鈴の音に耳を傾け、カードを選びます。

カードには訪れた方が『小さな幸せ』を感じる時を書き残していて、ノートにはたくさんの方の小さな幸せが詰まっていました！

「小さな幸せがたくさんあつまって、大きな幸せになったらいいな」と話してくれたオーナー。

シフォンケーキはオーナーさんのやさしさをそのまま形にしたみたいに、ふっくらやわらかくて、どこかほっこり…笑顔になる味でした。

11月10日には『ちいさなしあわせ』で小さなマルシェ"Art&Flower event『華日和』"が開催されます。

FARM HORIIKEさんが大好きなお店を集結した『華日和』も、素敵と優しさがあふれるイベントになりそうです！