放送100回目前 アーティストが「ここで歌えるのは幸せ」と語る音楽番組『Sound Inn S』
放送100回目前。総集編で名セッションを振り返る
毎回一組のアーティストと、音楽シーンを牽引するアレンジャー、腕利きのミュージシャンが一夜限りのアレンジでセッションを繰り広げる音楽番組『Sound Inn S』(BS-TBS)が、6月17日(土)放送回(18時30分~)で99回目を迎える。6月28日(水)には放送100回記念コンサート 『Seiko Presents Sound Inn S 100回記念フェス 〜音楽は時を越えて〜』を東京国際フォーラムホールCで開催する。放送100回を目前にした6月17日放送回では、総集編でこれまでの名セッションを振り返り、サウンドにこだわり走り続けてきたこの番組ならではのサウンドクオリティーを、改めて感じることができる30分になっている。
元々『Soun Inn S』は1974年~1981年までTBS系列で放送されていたが、惜しまれながら終了。そして2015年BS-TBSで復活した歴史ある音楽番組。“時を超えた、ここでしか聴くことができない上質なサウンド”をコンセプトに、とにかく音にこだわり続けた番組作りで、出演するアーティストもそのアレンジ、演奏を絶賛。17日放送回の中でAIは「ここで歌えるのが本当に幸せ」、渡辺美里は「ミュージシャン、アレンジ、楽曲に対してここまでリスぺクトを感じる音楽番組って他に体験したことがない」と語り、また出たい音楽番組、いつか出たい音楽番組として、アーティストの間にも浸透している。
ここでのセッションを音源化するアーティストも
音楽シーンを代表するアレンジャーが、アーティストの最新曲や思い出の曲、今歌うべき、届けたい曲にこの日限りのアレンジを施し、曲に新たな光を当てる。そして手練れのミュージシャン達がその光を広げていく。アレンジャーとミュージシャンが作り上げたサウンド、それを歌うシンガー、最高の瞬間を求めて“職人”達は収録ギリギリまでいい意味でせめぎ合いを見せる。そんなリハーサルシーンもこの番組では観ることができる。そうして生まれた極上のセッションは、後日“Sound Inn Sバージョン”として音源化するアーティストもいるほどだ。
生演奏が作り出すグルーヴが歌手をノせ、その歌がミュージシャンをノせ、生まれる名セッション
『Sound Inn S』は1974年に始まった当初から生演奏にこだわっている。アレンジャーは曲によってストリングスやホーンセクション、コーラスを贅沢に使い、理想の音を追求していく。ミュージシャンは最高の演奏で応える。そうやって生演奏が作り出すグルーヴが歌手を“ノせ”、その歌がさらに深いグルーヴを作りミュージシャンを“ノせ”、圧巻のパフォーマンスが生まれる。そんなパフォーマンス、名セッションを集めた6月17日放送回の総集編は、熱量が高い30分になっている。
2015年4月に復活したこの番組、その第1回目のゲスト鈴木雅之の「夢で逢えたら」から始まり3つのテーマで様々なアーティストの名演を楽しむことができる。【ヒットソング集】は藤井フミヤ、太田裕美、DA PUMP、Little Glee Monster、岩崎宏美、yama、AIというベテランから新鋭までが登場。
【ミュージカルソング特集】では城田優、昆夏美、新妻聖子、上白石萌音、山崎育三郎がミュージカルの名曲を熱唱。“歌を演じる”圧巻のパフォーマンスだ。
そして【カバーソング集】では三浦大知、渡辺美里、石崎ひゅーい、島津亜矢が宇多田ヒカル、中島みゆき等の名曲をカバー。アレンジャー、ミュージシャンはもちろん、番組サイドの“こだわり”を全て受け止め歌うアーティストの幸せそうな表情が印象的だ。
また素晴らしいアレンジ、演奏で番組を盛り上げ、惜しくも亡くなってしまった服部克久(アレンジ/指揮)、平原まこと(Sax)、有賀啓雄(B)といった音楽家の在りし日の姿を見ることができる。
『Seiko Presents Sound Inn S 100回記念フェス 〜音楽は時を越えて〜』
出演:伊東ゆかり、上白石萌音、松崎しげる、三浦大知、Little Glee Monster (50音順)
■2023年6月28日(水) 東京国際フォーラム ホールC
■開場/18:00 開演/19:00
※公開収録されたコンサートの模様は7月29日19時から1時間スペシャルと、8月26日18時30分からの放送回でオンエア予定。。