一体なぜ? ロシア空軍の曲技飛行隊ロシアンナイツの派手な塗装の戦闘機が爆撃機を護衛して日本海に飛来
防衛省が12月14日に発表した中国軍とロシア軍の爆撃機と戦闘機の大編隊の日本海への進出の報告の中に、なぜか派手な塗装の戦闘機が居ました。ロシア空軍の「ルースキエ・ヴィーチャズィ」、英語名称ではロシアンナイツで知られる有名な曲技飛行チームのSu-35戦闘機です。一体なぜ、実戦部隊の所属ではない機体がTu-95爆撃機を護衛しているのでしょう?
中国軍機及びロシア軍機の動向について(H-6,Tu-95):防衛省統合幕僚監部
垂直尾翼に書かれた機体番号は「青の50」、Su-35S戦闘機。
ロシアンナイツの使用する戦闘機は通常機と同様の戦闘能力を残したままの仕様で、有事の際には実戦任務に就けるようにはなっています。しかし国家存亡の危機でもない限り出番は無いものと思われていました、常識的には平時に実戦部隊と一緒に出てくるような機体ではありません。
ロシア軍と中国軍の合同演習で絵的に映える機体を宣伝撮影用に持って来たのでしょうか? あるいは極東に配備されていた実戦部隊をウクライナでの戦争に投入しているので、代役として出て来たのでしょうか?
スクランブルで上がった航空自衛隊の戦闘機パイロットは目標の機体がド派手な塗装のロシアンナイツだと確認した時には、どんな思いだったのでしょう。