東京都心はかなりの梅雨寒に、体調管理に十分注意
関東以北に冷湿な北東風
あす日曜日の風の予想をみると、日本の東には低気圧に伴う反時計回りの風の渦巻きがあり、この影響もあって、北海道の東海上から関東以北の太平洋側にかけて湿った冷たい北東風が吹き付ける予想です。
これは冷たい親潮の上を吹いてくる風で、梅雨時あるいは夏季に低温をもたらす典型的な風向きと言えます。
この風向きが続く、週明け火曜日頃までは関東や東北の太平洋側で顕著な低温となる可能性があります。
東京都心も梅雨寒へ
5月下旬以降、全国的にかなり気温が高く推移しており、東京都心でも5月24日~27日にかけて4日連続の真夏日となったのをはじめ、おととい6月6日にも32.3℃まで上がり、真夏の暑さとなりました。
きょうも25℃以上の夏日となりましたが、このあと週明けにかけて一気に低温状態となりそうです。もし最高気温が20℃に届かなければ、5月14日19.3℃以来、ほぼ1か月ぶりのこととなります。
17年ぶり20℃未満3日連続も?
冷たい北東風の影響を受けて、東京都心でも週明けにかけて、気温の上がらない曇雨天傾向が続くでしょう。
気象庁の予想によると、日曜日の予想最高気温は22℃、その後、月曜日21℃、火曜日22℃となっていますが、予想幅の低い方だと20℃止まりの予想です。
また最新のコンピュータの予想ではもっと低くなっており、日曜日~火曜日にかけての3日間は、いずれも18℃~20℃程度で推移する計算が出てきています。最新の気象庁の予報にも注意をして下さい。
もし6月に2日連続で最高気温が20℃に届かなければ(20℃未満)、2011年6月1日~2日以来8年ぶりのこととなり、さらに3日連続で20℃に届かなければ、2002年6月25日~27日以来17年ぶりとなります。
あす日曜日に20℃未満となればこの3日連続の可能性が出てくるかもしれません。
またこのような寒さの記録にならなくても、週明けにかけては間違いなく空気が冷たくなりますので、体調管理、服装選びには十分な注意が必要です。