車検代を安くしたい!自分で受けに行く「ユーザー車検」の流れと費用、感じたメリット&デメリットを紹介
こんにちは!キャンプ系動画を配信している「かの地から」しーまんです。
車検の時期になると「うわぁ…お金が飛んでいく…」という経験は、車を持っている人には付きまといます。
僕は軽自動車に乗っているのですが、軽自動車検査協会へ「ユーザー車検」に行って来たので同じような人の参考になればと、実際にやった流れを備忘録を兼ねて書いてみようと思います。
車検を受ける前に必要な書類を揃えよう
車検を受けに行く前に、まずは必要書類を揃えましょう。
必要な書類は以下の通りです。
- 車検証
- 重量税納付書
- 自賠責保険証明書
- あれば定期点検記録簿
重量税納付書以外は、おそらく車検証入れの中にまとまって入っているはず。
これらを持って軽自動車検査協会へ行きました。
分からなければ、まずは受付で聞いてみよう
初めて来ると結構場違いな感じがしてしまいますが、受付窓口を探して「車検を受けに来た」旨を伝えます。
すると僕の場合は(おそらく誰でもですが)、行かなければいけない窓口の順番を書いた紙を頂きました。
「自分で車検を受ける」というと難しそうですが、単純に車検を受ける流れとしては
- 検査手数料を支払う
- 重量税を支払う
- 検査受付&検査予約をする
- 検査場へ車を進め検査を受ける
- 不適合箇所(ライトの球切れなど)があれば修理してから再検査
- 検査が合格すれば受付に戻り、車検証と車検シール発行
- 車検シールを車に貼り終了(1年点検などは別途車屋さんなどで行う必要あり)
のステップに分かれているだけなので、初めての人でも問題なく車検を受けられます。
慣れないからちょっと緊張するけど
検査手数料と重量税、そして自賠責保険の支払い
まず最初に行ったのは、検査手数料の支払いです。
2,200円かかり、内訳としては
- 検査手数料 1,800円
- 技術情報管理手数料 400円
となっていました。当然領収証も発行してもらえます。
次に重量税を支払って印紙を買い(軽バンの重量税は6,600円)購入した印紙を「自動車重量税納付書」に貼り付ければOK。
そして自賠責保険を扱う窓口で、必要な金額を支払います。
窓口に書類を提出すれば、金額を算出してくれるのでこの辺りも問題ないでしょう。
ちなみに、自賠責保険は19,730円。
車検にかかった必要費用は、合わせて28,530円でした。
受付に戻って必要書類を提出し検査を予約
必要書類を全て揃え、必要な費用を支払ったらいよいよ検査を予約します。
検査は午前の部と午後の部にいくつか分かれていて、予約に空きがあれば自由に時間を設定することができます。
ただ、検査で不適合箇所があった場合には合計で3回までは検査を受けることができるため、なるべく早い時間を予約するのがおすすめ。
検査に慣れていなければ誘導してもらえる
受付で「誘導しますか?」と聞かれるのですが、慣れていなくて不安な場合は誘導をお願いしましょう。
検査員の方が丁寧に「これからこの検査をします」「ここに乗ってください」と教えてくれるので、2年ぶり2回目の検査になる今回も誘導してもらいました。
いよいよ検査!レーンに沿って進みます
この日も多くの車が検査に訪れていて、並んで順番を待ちました。
注意点として、車にホイールキャップが付いている場合は外す必要があるので、並ぶ前に外しておきましょう。
建物の中に長さ20mくらいの検査場があり、少しずつ進みながら検査を受けていきます。
検査の段階を順を追ってみてみます。
車体番号やメーターの確認
検査場に入る前に、車体番号の確認を行います。
書類と実際に検査を受ける車体が同一であるかを確認するわけですね。
誘導マークをもらっていれば(いなくても?)、検査員の方から「〇〇をしてください」と指示してくれるので、指示に従って行えばOKです。
排気ガステスト
一酸化炭素、炭化水素の濃度をマフラーから出る排気でチェックします。
検査員の方が検査機を操作してくれるのですが、テスターは自分でマフラーに入れる必要があります。
単純にこの辺りも指示に従えばOKなので特に問題ないでしょう。
スピードメーターテスト
車を進めて、テスターの上に車輪を乗せます。
難しそうに見えますが、この辺りも検査員の方が「ゆっくり進んでください、もう少し、ストップ!」と声をかけてくれるので心配しなくても大丈夫。
回転するテスターの上で40kmを維持し、パッシングで合図を送ればOK。
こういった一連の流れも、やりながら横で説明してくれるので難しくはありません。
ブレーキテスト
ブレーキのテストもあります。
ブレーキをかけるタイミングも誘導レーンであれば検査員の方が説明してくれますよ。
サイドスリップテスト
この辺りも動画を参照してみてください。難しいことではないのが分かると思います。
ヘッドライトテスト
そしてヘッドライトの光量・光軸のテストがあります。
前回の車検ではここで「光軸」が不適合となってしまいましたが、今回はヘッドライトの汚れによる「明るさ不足」で不適合でした…。
※検査後に調整して戻ってきて再検査を行いました。
外観/下回り検査
車体をリフトで持ち上げ、検査が行われます。
オイルの漏れがないか?などを車体の下から検査します。
ハンドル操作(いっぱいに右に切って左右に振る)などもあるので、検査員の指示に従って操作すればOKです。
ここまでの検査を行い、不適合箇所がなければ検査終了。
受付に戻って新しい車検証と車検シールを受け取り、窓ガラスのシールを張り変えれば車検は終わりです。
注意点として、通常の車屋さんで車検に出した時のように車両点検を行うわけではないので、1年点検もしくは2年点検を各自車屋さんなどで行う必要があります。
ユーザー車検でかかった費用
まとめると、ユーザー検査で僕が必要だった費用は
- 検査手数料 1,800円
- 技術情報管理手数料 400円
- 重量税 6,600円(車によって変わります)
- 自賠責保険 19,730円
合計して、28,530円でした。
ライトの調整などをテストセンターで行ったので追加費用が3,300円ほどかかりましたが、合計しても31,830円です。
費用を安く抑えたい、という面ではかなり安くなりました。
ユーザー車検のメリットは?
やはりメリットは「安い」ことでしょう。
というか、それ以外に特に思いつきません…。
ユーザー車検のデメリットは?
デメリットは、「安全基準を今の所満たしています」という検査なので、故障しそうな箇所やそろそろ交換が必要なパーツなどのチェックはありません。
1年点検を別途行う必要があるので、交換が必要になってきている部分を見つけるのはそのタイミングになります。
また、一度で検査が合格すれば良いですが、不適合の箇所があれば再検査となり(当日また再検査できますが)、時間的余裕も必要になってきます。
当然そういった「人件費」も車検代に加算されているので、安く済ませるためにはそれなりに自分が動く必要が出てきます。
車屋さんの車検に出して全部やってもらう。という方が、点検なども同時に行ってくれるはずなので、放っておいても全て済んだ状態で手元に返ってくる。という面では楽。
車検代を安く抑えたい…
ユーザー車検に行ってみようかな…
と考えている方に、今回の記事が参考になれば嬉しいです。
かの地からでは、キャンプ飯のショート動画やキャンプにまつわる記事を配信中です。
ぜひフォローして更新をお楽しみください!
《プロフィール》
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
【かの地から しーまん】
キャンプ歴5年の山口県在住3児の父。
キャンプなどのアウトドアをはじめ、DIYや料理、クロスバイクや車中泊など様々な趣味をYouTubeや各種SNSで発信中。
山口県を拠点として、全国各地に遠征するのが楽しみの1つです。
Yahoo!:@kanochikara
YouTube:かの地から
Instagram:@kanochikara
Twitter:@kanochikara
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※