オープンスクールで中学生の服装は私服NG?制服を着るべき3つの理由【元高校教師が解説】
夏から秋にかけて行われる高校のオープンスクール(一日体験入学)。中学生の服装は制服と私服のどっちが割合ととして多いのか、また、どっちの方が良いのか。オープンスクールの担当経験がある元高校教師が解説します。
高校のオープンスクールは制服で参加する人がほとんど
高校のオープンスクールや1日体験入学、学校説明会に参加する際には、基本的に中学校の制服を着ていく人がほとんどです。
実際に私自身、主催側としてこうしたイベントに10回以上参加をしてきましたが、私服で来た生徒はほとんどいませんでした。
こうした経験から、学校や地域にもよるかもしれませんが、一般的に進学に関わるイベントでは私服よりも制服で参加する人の方が多いと考えられます。
オープンスクールで制服を着るべき3つの理由
高校のオープンスクールや1日体験入学、学校説明会では、基本的に中学校の制服で参加することをおすすめします。その理由は以下の3点にあります。
- 私服だと悪目立ちする可能性あり
- 制服ならマイナスになることはない
- 私服だと参加者かどうかの見分けがつかない
1.私服だと悪目立ちする可能性あり
先ほども説明した通り、高校のオープンスクールは制服で参加する中学生がほとんどです。そのため、私服で着たというだけで目立ってしまい、必要以上に注目を浴びてしまう可能性があります。
2.制服ならマイナスになることはない
私服で参加しようとすると、
「ミニスカートはマナー違反?」
「パーカーは良くないかな……」
「クロックスで行くのはどうなんだろう」
と無駄に悩み事が増えます。その点、制服ならそういった心配事も不要です。また、余程の着こなしをしない限り制服を着て行ってマイナスになることはありません。
3.私服だと参加者かどうかの見分けがつかない
高校の校舎や体育館といった施設は、基本的に部外者の立ち入りが禁止です。制服の中学生であれば、オープンスクールの参加者であることが誰にでもすぐにわかります。しかし私服だと、参加者かどうかわかりづらく、確認が必要になることがあるため不便であるという高校側の事情もあります。
また、まれに学校見学などで小学生の兄弟などを連れてくるご家庭もあります。こうした事情から、参加者本人かどうかがすぐに判別しやすいように学校の制服を着ていただいた方が高校側としても助かるという事情があります。
オープンスクールは事前に先輩や先生から情報収集をすると◎
高校のオープンスクールに参加するなら、事前に参加したことのある先輩や先生から情報収集をしておくのがおすすめです。前年度の様子や服装、持ち物、交通アクセスなどの注意点を聞いておけば当日安心して参加ができますよ。
高校のオープンスクールや1日体験入学は進路決定に向けた大切なイベントなので、事前準備を怠らず、失敗のないように早めから準備をしておくと良いでしょう。