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キャメロン・ディアス以外にも。アラフィフでママになったセレブたち

猿渡由紀L.A.在住映画ジャーナリスト
キャメロン・ディアスとベンジー・マッデン(写真:Splash/アフロ)

 キャメロン・ディアスが、ついにママになった。以前から子供を持つことを希望していた彼女は、5年前にミュージシャンのベンジー・マッデン(40)と結婚して以来、サプリメントや鍼なども含め、不妊治療を受けてきたと報道されている。ディアスとマッデンは、生まれたのが女の子で、名前はラディックスということしか明かしておらず、人工授精なのか、代理母を使ったのかなどの詳細はわからない。しかし、47歳で成功とは本当におめでたいことだ。

 初出産ではないが、ハル・ベリー(53)も同じ年齢で赤ちゃんを生んでいる。3度目の夫オリヴィエ・マルティノスとの間に授かったマセオ君で、当時、ベリーは、「これは私の人生で最大のサプライズ。本当に自分の身にこれが起きているのかという段階は通り過ぎたけれども、やはり驚きだし、とても素敵」と語っていた。上の子ナーラちゃんの出産は、ベリーが41歳の時。父親は当時のパートナーだったガブリエル・オーブリー。

 ニコール・キッドマン(52)も、やはり47歳で第二子を授かっている。父親は現在の夫キース・アーバンで、代理母を使っての出産だった。長女サンデー・ローズちゃんは、ベリーと同じく41歳で出産。元夫トム・クルーズとの間にもふたりの子供をもつが、いずれも養子だ。

 3度オスカー候補入りを果たした実力派女優ローラ・リニー(55)は、今からちょうど6年前の2014年1月に、49歳で初出産している。彼女が妊娠していることすら世間は知らなかったが、本人は「妊娠8ヶ月のお腹で劇場に出かけたこともあるけれども、誰にも気づかれなかった」と語っており、自分で出産したようだ。息子の父親は2番目の夫で不動産業者のマーク・シャウワー。

 最も驚きなのは、ブリジット・ニールセン(56)だろう。シルベスタ・スタローンを含め4人の男性と離婚歴をもつ彼女が、現在の夫との子供を出産したのは2018年6月、彼女が54歳の時だ。ほかの4人の子供はみんな男の子で、娘をもつのは初めてとあり、彼女がインスタグラムに写真を上げると、見た人たちから「自然出産なのか」と疑問の声が出た。それを受けて、彼女は正直に、凍結保存していた卵子を使ったと告白している。それでも道のりは険しく、体外受精に失敗してはがっかりすることの連続だったとも述べた。

 彼女らより少し若いが、グウェン・ステファニ(50)が3人目アポロ君を生んだのは、44歳の時だ。ステファニも、当時の夫ギャビン・ロスデールも予想していなかった妊娠だったそうで、当時ステファニは、長男キングストン君が「赤ちゃんが生まれますように」と神様にお祈りしていたからだろうと、冗談のコメントをしている。また、マライア・キャリー(49)が当時の夫ニック・キャノンとの間に男の子と女の子の双子を授かったのは、42歳の時だ。35週目の早産で、帝王切開による出産。妊娠を発表した当時、彼女は過去に流産の経験があることを明かしている。

L.A.在住映画ジャーナリスト

神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「ハーパース・バザー日本版」「週刊文春」「シュプール」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、東洋経済オンライン、文春オンライン、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米放送映画批評家協会(CCA)、米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。著書に「ウディ・アレン 追放」(文藝春秋社)。

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