個性的なだけじゃない!地産地消など本格的な味わいにこだわったベーカリーカフェ「BLUE JAM」福岡
わざわざ訪れたい驚きがある!大人な福岡パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは福岡県・福岡市。博多から行く場合、地下鉄七隈線の次郎丸駅で下車。県道558号線が縦に伸びていて、20分くらいまっすぐ歩いて行くとBLUE JAMはあります。ウッディな2階建てで近くには川も流れていて気持ちの良い環境。私のように車の運転が出来ない人は電車で行くこともできるのですが、店前には駐車場完備。都市高速 福重から10分くらいの場所なので、お客さんの大半は車で来ているみたいです。
BLUE JAMは、2013年10月に室見川のほとりで地産地消をベースに考えた自然派ベーカリーカフェ―としてオープン。パンは国産小麦のみ使用し、地域のこだわりをもつ生産者とつながり、餡子、ジャム、カスタードクリームはもちろん、ハムやベーコンも添加物の入ったものは使用していないのだそう。
さつまいもあんぱん、りんごと紅茶のボストック、抹茶ラテクリームぱんを実食
扉を開けると開放的な空間に、個性豊かなパンが並んでいます。最初に目にとびこんできたのは、さつまいもあんぱん。今回、私が福岡パン旅ろうと思ったきっかけのパン。
佐賀県産無農薬さつまいもをオーブンでじっくり焼き、きび砂糖や牛乳を混ぜて作った自家製さつまいも餡を柔らかいパンで包んだというこちらのパン、どうみても「焼き芋」でしょう!!!再現度高いヴィジュアルにビックリ!
でもね、驚いたのはヴィジュアルだけじゃなかったんですよ。丁寧に裏ごししたという、さつまいも餡が一口目から舌触りなめらかで、餡だけをなめ続けたい衝動にかられるくらい美味しくって!パン生地も柔らかすぎず、程よい弾力があり、本当に焼き芋を食べているみたいなのですよ。2024年3月31日までは販売予定らしいのですが、期間限定なので気になる方は早めに行ってみてくださいね。
白ワインでコンポートしたリンゴと紅茶風味のアーモンドクリームをのせて焼いたりんごと紅茶のボストック。大きめにスライスされたリンゴがあまりにも美味しそうで!スタッフの方曰く、こちらはSDGsなパンなのですよと。どういうことなのかお聞きしたところ…
BLUE JAMで一番人気はメロンパン。途中で切らさないよう、閉店まであることを意識してメロンパンをたくさん作っているのだけれど、時に売れ残ってしまうことも。食品ロスを考え、リユースできる方法として、上の部分をカットしたメロンパンに、青森県産のふじりんごを白ワインでコンポートし、紅茶のアーモンドクリーム、クランブルを付けて焼き上げたのがこちらのボストックなのだそう。
さっくりホロホロっとした食感で、ほのかに感じる紅茶の香り、リンゴは甘いのだけれど少し酸味も感じ、全体の味をギュッと引き締めています。まわりにちりばめられているクランブルがザクザクしていて、色んな食感が楽しめる一品。
もう一つ、個性的だけれど美味しかったのが抹茶ラテクリームぱん。辻野新商店の宇治抹茶を使用していて、抹茶と牛乳で炊いたクリームにマスカルポーネチーズを加え2層に。ラテのようにマイルドでミルキーなクリームぱん。持ち帰る時にラテ部分の粉糖が少し消えてしまったので、お店で撮った写真でご紹介。
ラテの容器がパンなのはもちろん、取っ手の部分もチョコレートで出来ていて、本当にまるごと楽しめるパン。容器部分はさっくり、中は抹茶の渋みとクリームの甘さ、チーズのコクと非常にクリーミー。そのコントラストがたまりません。
2階はカフェになっているので、コーヒーと一緒に食べていくこともできますし、店前にもテーブルセットがあるのでそちらで食べていくこともできそうです。
BLUE JAM
住所:福岡県福岡市早良区田村3-1-41
電話番号:092-861-5888
営業時間:9:00~
定休日:年中無休