【給食・修学旅行も無料】入園・入学でお金までもらえる「夢のような町」があった!
子育て支援と言えば、兵庫県明石市がよく話題にあがりますが、実はあまり知られていないだけで"もっと子育て支援の手厚い市町村"は存在します。
今回ピックアップする「山梨県身延町」もその一つ。
出産から高校卒業まで、誰でも安心して子育てができる仕組みになっています。
ここがスゴイ!身延町の子育て支援
身延町の子育て支援は、とにかく手厚く簡単にはまとめきれない量となっています。
そのため、ここでは金額的に大きい6つの項目をピックアップしてご紹介したいと思います。
- 18歳までの医療費が無料
- 0~2歳の保育料が無料
- 小学校・中学校の給食費が無料
- 小学校・中学校の修学旅行費が無料
- 入園・入学支度金あり
- 英検・漢検・数検の検定料を全額助成
1.18歳までの医療費が無料
最近では医療費を助成する自治体が増えてきたものの、「18歳まで全額負担」という市町村はまだそこまで多くない印象です。
特に子どもが小さい頃は、なにかと病院に行く機会は多いもの。
18歳まで医療費がかからないのは嬉しいですね。
金銭的にも精神的にも負担を感じることが少なくなるでしょう。
2.0~2歳の保育料が無料
3~5歳の保育料だけでなく、0~2歳の保育料も全額補助というのは、働くママさんにとっては嬉しい限り。
せっかく稼いだお金もほとんどが保育料に消えていく……そんな話もよく聞きます。
保育料は一般的に収入によって算出されるため、ご家庭によっては月に7~9万円かかってしまう場合も。
しかし、身延町なら全額補助なので、年間で考えれば100万円程度浮くご家庭もあるのではないでしょうか。
3.小学校・中学校の給食費が無料
さらに驚きなのが、小学校・中学校で月々の負担となる「給食費」が全額補助になっているという点です。
例えば中学校の給食費負担金(1食340円)として年間(190食の場合)64,600円が補助となっているようです。
4.小学校・中学校の修学旅行費が無料
また、修学旅行費は限度額12万円までが全額補助に。実質無料となっています。
全国的に中学校の修学旅行費の相場は、
- 公立で約5~6万円
- 私立で約7~8万円
と言われているため、上限である12万円を超えることはほぼないはず。
つまり身延町に住むことで、修学旅行費の積み立てなしに無料で修学旅行を楽しめるのです。
5.入園・入学支度金あり
さらに驚きなのが、お金がかからないだけでなく、むしろお金がもらえることがあるということ。
- 保育所等入園支度金:2万円
- 小学校入学支度金:4万円
- 中学校入学支度金:7万円
入園・入学の際には、なにかとお金がかかるもの。
こうしたときに支度金がもらえるだけで、精神的余裕も違ってきます。
しかも、年度途中で転入・転校して来た場合も対象になるという太っ腹ぶり。
なぜ今まで話題にならなかったのか、不思議なくらいの手厚いサポートですね。
6.英検・漢検・数検の検定料を全額助成
身延町は、金銭的な面だけでなく、学習サポートにも力を入れています。
例えば、英検・漢検・数検の検定料を全額助成(同一級への助成は1年度につき1回)していますし、保育園では外国人講師による英語教室の実施(週1回)するといったこともしています。
田舎だとどうしても通える塾などが限られているため、「学力は大丈夫?」と心配になる親御さんもいるかと思います。
しかし、「令和4年度全国学力学習状況調査結果」を見ても、身延町の児童生徒は全国平均と比べて「ほぼ同じ」、教科によっては「やや上回る」という結果になっています。
こうしたことから、学習面でも特に問題はなさそうです。
今回ご紹介した以外にも、身延町には書き切れないほどの子育て支援があります。
全部見たい方は、以下の公式HPより確認してみてくださいね。
子育てのしやすさは住む市町村によって難易度が変わる
今回ご紹介した身延町は、特に子育て支援が手厚い町ですが、実はあまり知られていないだけで、
「0~2歳の保育料が無料」
「18歳まで医療費が無料」
といった自治体は全国各地に結構あります。
そのため、家を買ったり建てたりする前には、候補地となる自治体の子育て支援の中身をしっかりと把握しておくことをおすすめします。
「隣の町に住んだだけで、保育料分が年間何十万も浮いた!」
といったことも起こりうるからです。
子育ては思った以上にお金がかかります。
しかし、自治体によっては金銭的負担がほとんど生じないこともあるため、こういった場所で子育てをすれば金銭的余裕がかなり出てきます。
お金の悩みが減ると、精神的な余裕も出てきて、笑顔で過ごせる日が増えるでしょう。
子育てのしやすさは住む市町村によって難易度がかなり変わります。
今お金のことで悩んでいる方がいれば、「周辺の自治体はどんな子育て支援があるのか」を確認し、移住なども再検討してみてくださいね。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
私はこれまで中学校・高校で教員として働いてきましたが、現在は「YORI先生」として教育系ライターでの活動を主におこなっております。
今後も育児や学校生活に役立つ情報を積極的に発信していきますので、ぜひフォローしていただけると幸いです。