【京都市中京区】香りを楽しむ香の老舗が開設5周年を記念しオリジナル文香をプレゼント&夏の特別展開催!
香木というと思い浮かぶのが「蘭奢待」でしょうか。奈良東大寺の正倉院に安置され、足利将軍や織田信長、明治天皇など一部の高貴な人々しか削り取ることが許されなかった貴重なもの、お香というと、貴婦人方の持つものとのイメージがありますね。
創業宝永年間、香づくり一筋で300年以上続く松栄堂さんは、宗教用の薫香をはじめ、茶の湯の席で用いる香木や練香、お座敷用のお線香や手軽なインセンス、匂い袋など香百般を扱ってきました。お香の文化や魅力を伝えたり「香りある豊かな暮らし」の普及にもつとめてはります。
そんな、京都の香の老舗「株式会社 松栄堂」が運営する、香りを知る・学ぶ・楽しむをコンセプトとした香りの小さな博物館「薫習館(くんじゅうかん)」が、2023年7月11日で開設5周年を迎えました。同館では5周年を記念し、8月16日まで、来館者にオリジナル文香をプレゼント。さらに夏の特別展を開催しています。
「薫習館」は、日本の香りの素晴らしさを伝えるため、日本の香り文化の情報発信拠点として2018年7月11日に開設しました。同社広報によると、「開設以来、様々な香りにまつわる展示を行なっており、現在では年間来場者数10万人以上を数えるほどになった」といいます。
実際訪れてみると、展示スペースKoh-labo「香りのさんぽ」では、天井から吊り下がっている箱に入って様々な香りを体感できる「かおりBOX」や、お線香の製造工程のミニチュアの展示に加え、お香のガチャガチャ「薫ガチャ」もあって人気のようです。
夏の特別展「はじめてお香をつかうなら×KOLON」では、お香の原料やお香の種類について、ビー玉を転がしながらお香のことを知ることができる「KOLON」が登場しています。「お香にはスティック型や渦巻型、コーン型など様々な種類があり、形状によって香りの広がり方に特徴があるので、自身のお好みにあった形状を探してみてほしい」といいます。
さらに、薫習館開設5周年を記念し、来館すると「薫習館限定デザイン オリジナル文香」がプレゼントされます。(数量限定のため、なくなり次第配布終了)
同広報によると「香の原料の多くは天然香料で、中国やインド、東南アジアを中心に世界各国から運ばれてきます。化学的に香りを合成することもできますが、深さと微妙な味わいは天然香料におよびません」と言います。
ゲーム感覚でお香について学べてプレゼントまでもらえる楽しいイベントにぜひお立ち寄りください!
香老舗 松栄堂 薫習館(外部リンク) 京都市中京区烏丸通二条上ル東側 075-212-5591
会期 2023年7月8日(土)~8月16日(水)時間 10:00~17:00 入館料 無料