29日（昭和の日）は大雨・強風に注意

ゴールデンウィーク初日は、雨のスタートになりそうです。

日本の気象庁、ヨーロッパ、アメリカ、ドイツの気象局、ウェザーニュース、気象協会、ウェザーマップのすべての予報で雨になっていますので、この予報が変わることはなさそうです。

前線を伴った低気圧が本州の南岸を通過するためです。

雨はほぼ確実ですが、問題は量です。まだ不確実ですが低気圧が発達し、前線の活動が活発になる可能性があり、太平洋側では100ミリを超えるような大雨になるおそれがあります。

これは、いつもより上空の亜熱帯高気圧が強く、雨雲のもとである暖かい湿った空気が大量に低気圧や前線にむかって流れ込むためです。沿岸部では風も強まり、横殴りの雨になるでしょう。

雨と風のピークは、九州・中国・四国地方は朝から昼過ぎ、近畿は昼過ぎから夕方、東海は夕方、関東は夕方から夜になりそうです。

冷たい雨や雪の地域も　午前中の晴れ間に油断しないで

今回の雨の特徴は、暖かい雨ではなく、冷たい雨になることです。低気圧が南岸を進み、冷たい空気を引き込むためです。

雨が降り始めると気温は急降下。東京では夜は10度以下、北風も強く吹くので、体感的には真冬を思わせるような空気になりそうです。

上の図にあるように、福島市や栃木の那須高原など、関東北部の山沿いや東北の内陸部では雪が降る予想になっています。

ちなみに、福島市の平年の雪の終日は4月5日なので、もうスノータイヤを履き替えた方が多いと思います。平地では積もる可能性は低いですが、少し標高の高い峠や高原では積もる可能性があるので車の運転には注意が必要です。

特に、関東や東北では午前中、晴れ間もあって暖かいので、油断してしまうかもしれません。しかし、予報をみずに軽装でお出かけしてしまうのは危険です。

観光船の事故を思うと胸が痛いですが、防げる事故もあります。今の天気に惑わされないで、最新の予報を必ず確認するようにしてください。