【夏の掃除】雑巾の絞り方がポイント!床の水拭き掃除のコツ
こんにちは!掃除研究家おそうじペコです。
夏は素足で過ごすことが多く、足裏の皮脂汚れが床につきやすくなります。水拭きでサッパリさせたいところですが、絞った雑巾で拭くだけでは逆に水っぽくなってしまいます。
今回は上手に床の水拭き掃除をするコツをまとめました。
◆フローリングに水拭きは向いていない
一般的な住宅の床に使われている素材は「合板フローリング」と「無垢フローリング」が多く、どちらも木材のため水分が入ることで変質したり表面のコーティング加工が剥がれてしまう恐れがあります。そのため「フローリングに水拭きはよくない」と言われています。
とはいえ素足で過ごす季節や小さなお子様やペットがいる場合、やはり定期的にサッパリと水拭きをしたいですよね。フローリングの床材になるべく負担をかけず、汚れだけを拭き取るにはどうしたらよいでしょうか。
水拭き掃除のポイント
1.風の少ない乾燥した天候を選ぶ
水拭き後の水分を乾燥させるため雨や曇天の日は避け、湿度の低い晴れの日を選びます。また、換気する際に外からホコリが入らないよう風の少ない日が最適です。
2.雑巾の水分を減らす
速乾性があり水分が残りにくい雑巾を使う、絞り方に工夫をするなどして雑巾の水分量を極力減らすようにします。
◆床の水拭き掃除の手順
水拭き掃除の詳しい手順とコツです。
1.表面のホコリをとる
床の表面には見えなくても、雑菌を含んだハウスダストが雪のように積もっています。この汚れを拭き取らないと、水拭きをしても雑菌を含んだ汚れを塗り伸ばすことになります。
フローリングワイパーのドライシートでハウスダストを拭き取り、その後掃除機で残った大きなゴミを吸引します。ハウスダストが舞い上がらないよう必ずドライシート→掃除機の順番です。
2.雑巾を用意する
ちょうど良い水分の雑巾を用意します。汚れを落としやすく、水分を含みすぎないマイクロファイバー素材のものがおススメです。
雑巾の下半分だけを水にぬらし、全体に水分が行き渡るよう強めにしっかり絞ります。こうすれば半分の水の量で全体が湿り、ちょうど良い水分量になります。
3.床を拭く
丁寧に手で拭くのもよいですが、雑巾を挟めるタイプのワイパーだと簡単に部屋全体の水拭きができます。
<水拭きのポイント>
・マイクロファイバーは繊維が細かいため、床に吸着しすぎてひっかかりやすくなります。ワイパーを引いた時にひっくり返るようなら、往復させず押すだけにするとスムーズに動きます。
・前ではなく後ろ歩きで進みます。水拭きした床を足で踏まないようにするためです。部屋の奥から出口へとかけていきます。
・乾拭き用の雑巾に付け替えて、今度は入口から部屋の奥へ水拭きの水分を拭き取りながら進みます。
・こびりついた汚れを見つけたら、ワイパーの柄を短く持ちタテ方向に動かすと力が入りやすくなるのでしっかり汚れを拭き取ることができます。
・水拭きでは取れず、洗剤を使用する場合は中性洗剤を使用します。必ず洗剤成分が残らないよう「洗剤拭き→水拭き→乾拭き」で拭き取って仕上げます。
※重曹、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水などはワックスを剥がしたり、重曹の粒子が広く残留するなどが起こるのであまりおすすめしません。
4.仕上げに換気をする
掃除の後は、窓を少し開けて風を通しながら換気をして床をしっかり乾燥させます。風が強く外からホコリが入るようであれば、窓を閉めて扇風機やエアコンの送風機能を利用して乾燥させましょう。
◆水分を残さず手早く乾燥させるのが大切!
雑巾の水分調節、掃除後の換気などなるべく水分を残さないよう注意するのが最大のコツです。また、表面に残った水分に新たなホコリや雑菌がつなかいよう、素早く短時間で仕上げるのも大切です。
忙しい時は、市販のフローリング用ウェットシートを利用するのも良いと思います。その場合もなるべく速乾性のあるタイプを選び、換気などで床の水気を早く乾かすようにします。
少しコツが必要ですが、ポイントをおさえて水拭きをすればスッキリした床掃除ができますよ!
※床の種類によっては水拭きできないタイプのものもあります。必ず住宅設備の注意事項を確認の上お手入れしてください。