ダブル熱帯低気圧はダブル台風へ発達予想、最新の見立ては?
沖縄近海で台風が発生か
沖縄付近を西進し、東シナ海に出た熱帯低気圧が今後24時間以内に台風へ発達する見込みとの情報が気象庁から発表されています。ただ台風になったとしても、あす11日(水)午後3時には、もう中国大陸に到達し、その後、熱帯低気圧に変わる見込みです。
南西諸島から西日本は激しい雨に要注意
台風に変わる可能性のある熱帯低気圧の暖湿流の影響で、沖縄から西日本にかけて、局地的に雨雲が発達し、雷を伴った激しい雨の降っている所があります。台風に変わる可能性のある熱帯低気圧は、今後、沖縄近海からは次第に離れていきますが、周辺の暖湿流の影響で、まだあす11日(水)にかけても、南西諸島や西日本では局地的な大雨に要注意です。
マリアナ諸島付近に発生する台風は3連休に沖縄へ
アリアナ諸島にある熱帯低気圧は、今後24時間以内に、新たな台風へ変わる見込みです。その後、ゆるやかに発達しながら日本の南を北西方向へ進み、週末からの3連休の14日(土)から15日(日)頃には、沖縄付近へ進む予想です。今のところの予報円では、暴風域を伴うまでは発達しない予想で、また北側の進路をとると、九州南部に近づくおそれもある予報円となっています。
JTWC(米軍合同台風警報センター)の予想では?
参考までに、JTWC(米軍合同台風警報センター)の予想では、マリアナ諸島付近で発生する台風は、日本の南海上で顕著に発達し、沖縄本島付近に達する頃には、最大瞬間風速約65メートルの非常に強いと思われる勢力に発達する計算です。
諸外国を含む種々の計算では、このJTWCの勢力が最も強めている印象がありますが、日本の予報円よりも、勢力を強める計算も多くみられますので、引き続き、最新の予報円にご注意ください。