新発売!期間限定の「生茶ゼリィ」は透明感ある茶葉入りお茶ゼリー!京都宇治茶の絶品スイーツをお取り寄せ
これまで数回にわたり、日本茶マニアが選ぶお茶を使った夏のお取り寄せスイーツをご紹介してきました。
まだまだ日中は暑いですが、朝晩は秋の気配も感じるようになりましたので、ぷるぷるひんやりスイーツのレポートはこれで最終回。
今回は、8月16日に発売されたばかりの京都の宇治にある「中村藤吉本店」の中村茶の「生茶ゼリィ」をお取り寄せしました。
こちらは中村藤吉本店のオリジナルブレンドの中村茶を使ったゼリーとのこと。抹茶スイーツは世の中に数多くありますが、抹茶ではなく、透明感のあるお茶のゼリーは珍しいです。しかも茶葉入り!ぜひ食べてみたい!と期待大。
中村茶は宇治茶らしさが感じられるおいしいお茶なので、ゼリーになったときの味や香りを楽しみに届くのを待っていました。
京都宇治「中村藤吉本店」の大人気スイーツ「生茶ゼリィ」
宇治に本店のある「中村藤吉本店」はお茶を使ったスイーツの人気店です。
もちろん、抹茶・玉露・煎茶などの茶葉も販売していますが、スイーツが大人気で行列のできるお店として雑誌やテレビなどでもよく目にします。
10年以上前に宇治の本店に行ったことがありますが、真夏でも大行列で並ぶのをあきらめて、お土産コーナーでいくつかスイーツや茶葉を買って帰ったのでした。
一番人気はこちらの看板スイーツでもある抹茶の「生茶ゼリィ」。
甘さ控えめのぷるぷるの抹茶ゼリーに粒あんと白玉がのせられ、お茶の香りとほろ苦さ、粒あんの甘さのバランスもよく、たっぷり入っていて満足度の高いスイーツです。
そして同じく定番のスイーツがほうじ茶の「生茶ゼリィ」。
こちらは透明なほうじ茶ゼリーに粒あんが入り、こちらも香り高い上質な宇治のほうじ茶がそのまま味わえるスイーツです。
こちらの2つが定番のもので、季節により期間限定の生茶ゼリィが登場します。
京都に行った際はJR京都駅の中村藤吉本店ジェイアール京都伊勢丹店で購入したり、オンラインショップで時々お取り寄せしていましす。
数年前にはGINZA SIXに東京店がオープンし、とても話題になり連日行列ができていました。私も一度行ってみたのですが、やはり行列がすごくて結局カフェの利用はせず帰ることに・・・(お土産コーナーは並ばずに入れます)。
落ち着いたら行きたいお店の一つです。
お店の詳細は「中村藤吉本店」ホームページ(外部リンク)をご覧ください。
お茶がそのままスイーツに!中村茶の「生茶ゼリィ」
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8月のメールマガジンで8月16日発売の新作、中村茶の「生茶ゼリィ」の写真を見て、キラキラの透明感のあるゼリーに惹かれ「これは食べてみたい!」と購入。
私が購入したのは、生茶ゼリィの中村茶・抹茶・ほうじ茶が2個ずつ入ったセットです。
中村茶の生茶ゼリィは容器が2つに分かれていて、ゼリーが下に、餡子と白玉が上に入っています。
このまま容器で食べるのもいいですが、ゼリーのキラキラの見た目を楽しむためにガラスの器を使ってみました。器を変えるとカフェで食べている雰囲気も味わえます。
ちなみに、生茶ゼリィとほうじ茶ゼリィはゼリーと餡子と白玉がいっしょに入っていて既に少し混ざった状態になっています。そして運搬の際に中身が飛び出したり片寄ってしまわないように上に透明のゼリーがかけられて優しく固定されています(良いアイディアですね)。
生茶ゼリィの中村茶は、抹茶とほうじ茶とは容器の仕様が違うのですが、食べてみてその理由がわかりました。
ゼリーにも餡子にも茶葉が入っていて食感も楽しい!
中村茶の生茶ゼリィはところどころにお茶の葉が入っているのが見えます。
煎茶のゼリーは他のお店でも見たことがありますが、シャキシャキとした食感の茶葉入りのゼリーは初めて!珍しいのではないでしょうか。
また、餡子にも茶葉が入っています!
ゼリーや餡子を食べるたびに茶葉の香りや食感も感じられ、サプライズ感があります。
茶葉が入っていても苦味や渋味はあまり感じられないのは、原料の中村茶の特徴でしょうか。甘さの中にさっぱり感の感じられるぷるぷるでおいしいゼリーです。
そして、ゼリーだけ食べるとすっきりした煎茶の香りが味わえ、餡子を絡めると甘さがプラスされ、お茶そのものの味が楽しめます。餡子にも中村茶が練り込まれているのでおいしさ倍増です。
オンラインショップの説明にはこうあります。
食べてみて実感。この説明の通りの味わいです。
容器が上下で分かれているのも、餡子とゼリーが混ざりすぎないようにという工夫ではないかと思いました。それぞれ別々に食べてもおいしいし、混ぜてもおいしい。お好みの甘さに調節もできます。
たっぷり入っているので、2つの容器に分けて2人でシェアしても良いと思います。
中村茶の生茶ゼリィのおいしさのバランスは、餡子も工夫されている点が大きいと感じました。
もし、生茶ゼリィの餡子に粒あんなどが使われていたら、中村茶の味は抹茶やほうじ茶ほど強くなく繊細なので、お茶本来の味や香りが消えてしまうかもしれません。餡子が抹茶餡だったとしても、抹茶の方が味が勝ってしまい中村茶本来の味が感じられないかもしれません。
計算された絶妙なおいしさを感じるスイーツです。
中村茶とは
中村藤吉本店は江戸時代から続く宇治茶のお店です。
「中村茶」というのは中村藤吉本店のオリジナル茶葉で、煎茶だけではなく玉露など他の茶葉もブレンドされているそうです。
ホームページにも中村茶についての説明があります。
その中村茶がそのままスイーツで楽しめるのは、画期的ですね。
ちなみに、中村藤吉本店は近年は品評会上位受賞茶や京都の茶市場で上質な茶葉を仕入れていると話題になっており、スイーツにもその最上級の茶葉を惜しみなく使ったりと、なかなか斬新な商品で日本茶マニアを楽しませてくれています。
今年の冬にはありえないくらい最上級の濃茶用抹茶を使ったかなり濃厚な抹茶チョコも数量限定で販売されていました。濃茶をそのまま食べているような深い味わいで驚きました。
お茶を使ったスイーツにどんなお茶を合わせるか?
スイーツといえばお茶。でも、お茶味のスイーツにはどんなお茶を合わせるの?とよく質問されます。
生茶ゼリィはそのままでも「お茶感」があるので一緒にお茶を飲まなくてもよいくらいですが、合わせるなら同じく宇治のお茶で個性が強すぎないタイプの煎茶やほうじ茶が相性が良いと感じました。
そろそろ秋めいてきたので、温かいお茶にしました。
定番の抹茶ゼリィにはほうじ茶を、ほうじ茶ゼリィには煎茶を合わせています。
こちらの理由は前回の記事にも少し書いていますが、抹茶スイーツには抹茶以外のお茶を、ほうじ茶スイーツにはほうじ茶以外のお茶を合わせることをお勧めしています。
抹茶スイーツに抹茶だと、口のなかがずっと抹茶の味でリフレッシュできず飽きてしまうことがあります(抹茶に埋もれたいくらい抹茶が好きな方は別ですが)。抹茶スイーツの合間に時々違うさっぱりとしたお茶が入ることで、両方の良さを楽しめるのではと思います。ほうじ茶に関しても同じ理由です。
また、スイーツとお茶を同じ産地のもので合わせるのも、味や香りなどで相性の良さを感じます。
おうちで日本茶スイーツを食べる際はぜひ試してみてくださいね。
中村茶の生茶ゼリィは9月13日まで
中村茶の生茶ゼリィは9月13日までだそうです(季節の限定のものは販売期間が短いようです)。
定番の抹茶とほうじ茶の生茶ゼリィは通年販売となります。
賞味期限も「出荷日を含め冷蔵4日」と短いので、食べる予定の日に届くよう日時指定しておくといいですよ。
9月になっても暑い日は、ひんやり日本茶スイーツでリフレッシュしてみてくださいね!