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Apple Watchの試着は、時計談義をする15分間の体験だった

松村太郎ジャーナリスト/iU 専任教員
Apple Store等で試着が始まったApple Watch。

今朝からApple Store表参道で、Apple Watchの試着開始を取材しました。実際の試着体験も取材することができ、Apple Watchを4種類ほど装着してみました。42mm、意外と大きすぎず、良いサイズなんですよね。

驚くべき軽さのApple Watch Sport、ONにも対応しやすく、デジタルクラウンの質感をずっと眺めていたくなるApple Watch、そして簡単に調整できるメタルリンクブレスレット、フィット感が魅力のミラネーゼループ…。

試着するとたくさんのことが分かります。表参道はスロット数も多いので比較的短い待ち時間で体験できるのではないか、と思います。

Apple Watchを初めて腕に着けてみて、感触を確かめることができる、という勢いで試着に行く人も多いと思いますが、結果的には15分間、試着を通じてApple Watchについて店員さんと時計談義をする、という体験だったとふりかえることができます。

話ながら試着すると、商品についても深く理解することが出来、非常に深い体験と印象を与えることができるのではないか、と思います。特に、Apple Watch以上を購入したいと考えている潜在顧客にとっては、カッコイイCMを流されるよりも効果的でしょう。

もちろん、身近に体験できるApple Storeなどのスペースがなければいけませんが、テクノロジーの新しい体験的な接客として、一つのベンチマークになるかもしれません。個人的には、Apple Storeでの体験として、とても新鮮だった、という感想です。

ジャーナリスト/iU 専任教員

1980年東京生まれ。モバイル・ソーシャルを中心とした新しいメディアとライフスタイル・ワークスタイルの関係をテーマに取材・執筆を行う他、企業のアドバイザリーや企画を手がける。2020年よりiU 情報経営イノベーション専門職大学で、デザイン思考、ビジネスフレームワーク、ケーススタディ、クリエイティブの教鞭を執る。

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