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海外旅行中に医療費の高額請求や預け荷物の紛失、どうすればいい?

花輪陽子シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)
写真はイメージ(ペイレスイメージズ/アフロ)

ゴールデンウィークに海外旅行に行っている人も多いでしょう。

海外で病気やケガをすると渡航先によっては高額の治療費を請求されたり、「航空機に預けた荷物が戻ってこない」「所持品が盗まれた」などのトラブルも考えられます。トラブルに備えて、海外旅行保険に加入する人も多いでしょう。今回は海外旅行保険の活用方法についてお話しします。

航空機に預けた荷物が戻ってこない場合、すぐに必要にな身の回りの物を購入しなければなりませんが、こうした費用も保険の対象になる場合があります。海外旅行保険の保険証券やしおりに書いてある連絡先にコンタクトをして必要な処理を確認しましょう。

保険会社によっては無料通信アプリ「LINE」(ライン)で、保険会社とやりとりができるサービスもあります。Wi-Fi(ワイファイ)がつながれば、基本的に無料でやりとりできるというメリットがあります。国際電話をしなければならずに通信費などがかかった場合には、領収書などでその明細を証明できれば後から請求できる場合もあります。

すでに渡航している人は加入済みの海外旅行保険やクレジットカード付帯の保険を活用し、これから海外旅行に出かける人はクレジットカードなどで加入している保険の補償に内容を上乗せして充実させると言う手もあります。クレジットカードに付帯されている保険の場合、旅行代金などをそのクレジットカードで支払った場合に保険が適用されるなどの条件が付いている場合もあるので本当に利用できるのかを確認すべきでしょう。

カードを複数所有していれば、死亡・後遺障害以外の補償額は合算できる場合もあります。手持ちのカードのサービスの補償範囲と内容を事前にしっかりと把握して、無駄な掛け金を払わずに十分な補償を受け取れる場合があります。

海外旅行保険は旅行直前に入るなら、自宅などでインターネットで保険を十分に比較してから入った方がメリットは多いです。その多くは、補償は自宅を出た時からになり、保険料も安価な場合があるからです。

シンガポール在住FP(CFPⓇ・1級FP 技能士)

外資系投資銀行を経て、スイスのファミリーオフィスでウェルスマネジメントに従事。日本人の海外移住や資産運用、海外富裕層の日本移住のサポートも。著書に『世界標準の資産の増やし方』(東洋経済新報社)、世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏の翻訳書を多数出版、『ホンマでっか⁈TV』等TV出演多数 お仕事の依頼は fp@yokohanawa.com へお願いします。花輪陽子のシンガポール富裕層の教え https://www.mag2.com/m/0001687882.html 花輪陽子のnote https://note.com/yokohanawa 

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