生姜は「加熱して食べて下さい!!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは…?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
いや〜、寒いですね…。
寒いときは、やはり体を温めてくれる「鍋料理」が食べたくなりますね!鍋料理で思い出したのですが、北海道には「石狩鍋」という郷土料理があります。この「石狩鍋」には“ある魚”が入っています!皆さん、なんの魚か分かりましたか?
答えは…「鮭」
【石狩鍋というのは…】
鮭を主材料とし、味噌で調味した北海道の郷土料理なのです。
また、冬に冷えた体を温めてくれる食材といえば…「生姜」ではないでしょうか?「生姜湯」や「生姜がたっぷり入った豚汁」など、生姜といっても使い道が沢山ありますね!
しかし、体を温めてくれる生姜には「ある共通点」があるのです。
『生姜を食べれば、体が温まる♪』と勘違いする人がもし居たら、最後まで読んでくださいね!
◆ある共通点
まず、知っておいてほしい事があります。
生姜=体を温めてくれる食材ではありません!
生姜が体を温めてくれるのは○○をした場合のみです。この○○とは一体なんでしょうか?
答えは…「加熱」です!
生姜は加熱をしなければ、体を温めてくれません。生の生姜というのは温めるどころか、逆に体を冷やします。つまり…
・生の生姜…体を冷やす!
・加熱した生姜…体を温める!
と覚えておきましょう!
でも、なぜ生姜は加熱をする事で体を温めてくれるのでしょうか?原因は「ジンゲロール」という成分にあります。
◆ジンゲロールは加熱をすると…
「ジンゲロール」というのは生姜に含まれる代表的な成分の1つです。また、ジンゲロールは血行を促進して体の表面温度を上げ、代わりに体内温度を下げる「解熱効果」があるのです。体を温めたいのにジンゲロールを摂取することは好ましくありません!
ところがこのジンゲロールは加熱をする事で「ショウガオール」に変身します。このショウガオールこそ、皆さんが必要としている成分になります。ショウガオールは血行促進し、体温を上昇してくれます。
しかし、加熱をする上で1点だけ注意点があります。
100度以上の「高温加熱」をすると、ショウガオールは働きを失うため、高温加熱には気をつけましょう!
いかがでしたか?同じ生姜でも「生」と「加熱」で効果が真逆なのはおもしろいですね!
◆今回のまとめ
・生の生姜は体を冷やす。
・加熱した生姜は体を温める。
・生姜に含まれる「ジンゲロール」は加熱をすると「ショウガオール」に変身する。
・100度以上の高温加熱をすると「ショウガオール」は働きを失う。
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