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もしもの時に作れるのはどんなもの?いろいろプチおにぎりを作ってみた<備蓄向け食品で簡単に楽しく!>

ツジくるめライター
さまざまな味が楽しめるひと口サイズのおにぎり

手軽な食事やお弁当として日本で長く愛されている「おにぎり」。今まさに、おにぎりを持っておでかけしている人もいるかもしれません。また、おにぎりは“もしもの時”にも活躍するファストフードのひとつですが、使える具材が限られる非常時には、どんなおにぎりが作れるのでしょうか。

そこで、“もしもの時”でも作れるおにぎりをシミュレーションしておきたい!ということで、備蓄向け食品を使って、いろいろなおにぎりをプチサイズで作ってみることにしました。ポリ袋炊飯にも再びチャレンジです!

炊きたてご飯は「ポリ袋炊飯」で

おにぎりは、できれば炊きたてご飯で作りたい。そこで、以前筆者がレポートした『ポリ袋を使った炊飯に挑戦!炊いたご飯で「ちらし寿司」を作ってみました』をもとに、再びカセットコンロを使用した「ポリ袋炊飯」にチャレンジしました。今回は無洗米1合のご飯を2袋に分けて、同時に湯せん調理してみました。

袋の空気をしっかり抜いて湯せん。10分ほど蒸らして完成です
袋の空気をしっかり抜いて湯せん。10分ほど蒸らして完成です

前回「ポリ袋炊飯」に挑戦した時よりも、少し気温が上昇したためか、湯せん時間は5分短縮しても、炊き上がりが少しやわらかめに。次回チャレンジする時には、水に浸す時間も短く調整しようと思いますが、今回はこのやわらかめなご飯を使いたいと思います。

プチおにぎり用の型や海苔を用意

手でプチおにぎりを握るのは難しそうなので、100円ショップで見つけたミニサイズのおにぎり型を用意しました。お店によってさまざまなタイプがありますので、これ以外の型でも、型を使わなくても大丈夫です。

さらに、型の大きさに合わせたミニサイズのラップも用意しました。ラップを使うほうが型も汚れず、そのままお皿がわりにもなるので便利です。

セリアで見つけたおにぎり型と15センチ幅のラップを使用
セリアで見つけたおにぎり型と15センチ幅のラップを使用

また、おにぎりづくりに欠かせない調理用のニトリル手袋やポリエチレン手袋のほか、プラスチック製ナイフと割りばし、トレーに、それぞれラップを巻いたものを準備しました。

そして、今回の型を使ったおにぎりづくりには、旅館の朝食にもよく出る12切サイズの海苔がちょうどよいと思って用意しました。これで、プチおにぎりづくりを始めます!

今回はニコニコのりの「味のり」を用意
今回はニコニコのりの「味のり」を用意

必要な分だけ使える!小分けタイプの具材で

常温保存可能で小分けタイプの具材であれば、必要な分だけ使うことができます。そこで、一般的なスーパーマーケットなどで見つけた商品を使って、3種類のプチおにぎりを作ってみることにしました。

暑い時でもさっぱり味わえる「梅」

さっぱりと味わえる梅のおにぎりなら、暑い時期や急な環境の変化が起きた時でも食べやすいかもしれないと、ちょうどよさそうな梅干しや練り梅を探しましたが、一般的に販売されているのは、冷蔵保存商品が多いんです。

そこで思い出したのが「福茶」をレポートした時に使った、株式会社タクマ食品の「たねなし ほしうめ」。個包装なので必要な分だけ使うことができます。1個につき、1/3個分がちょうどよさそうですが、使う量はお好みで調整してください。

梅の風味もしっかり。さわやかなおにぎりに
梅の風味もしっかり。さわやかなおにぎりに

人気のおにぎりを簡単に!「ツナマヨ」

人気具材のひとつ「ツナマヨ」は、広くで販売されていて備蓄にもピッタリ、レトルトパウチのツナや個別包装のマヨネーズを使えば、簡単に作ることができます。

しかし、もっと便利な商品を発見!おにぎり1個分ずつにパックされ、ごはんに合うようしょうゆ風味に味付けされた、はごろもフーズの「シーチキン マヨネーズタイプ」を使ってみました。切り口から開けて絞り出すだけ、簡単にツナマヨおにぎりが作れます!

プチおにぎりなら小分け1袋で4個は作れそうです
プチおにぎりなら小分け1袋で4個は作れそうです

九州ならではの定番?!「辛子高菜」

もしかしたら九州エリアならではかもしれませんが、独特のうま味にピリッと辛みがアクセントの「辛子高菜」も、コンビニなどでよく見かける、定番おにぎりのひとつです。

辛子高菜の小分け商品はあまり見かけないのですが、乾めんメーカーのサンポー食品「Delica Deli 辛子高菜」を、スーパーマーケットで見つけました。これも15g×4袋なので、必要な分だけ辛子高菜のおにぎりを作ることができます。

コクと辛み、酸味が絶妙。ご飯が進む味わいです!
コクと辛み、酸味が絶妙。ご飯が進む味わいです!

さまざまなバリエーションを気軽に!混ぜご飯系

常温保存できる混ぜご飯のもとなども、気軽に使えるおにぎり具材。ご飯に混ぜるだけで味のバリエーションも増やせるので、日常的に使いながら数種常備しておくことで、備蓄にもなります。

そんな“混ぜご飯系”は、筆者が自宅に常備しているものを中心に3種類を使って、プチおにぎりにしてみました。

常備している2種類と新たに見つけた「わさびごま」
常備している2種類と新たに見つけた「わさびごま」

右はおなじみ三島食品「ゆかり」。なかでも筆者は食感や味のアクセントになる“梅入り”を常備していて、日頃からおにぎりなどに使っています。真ん中もおなじみの株式会社くらこん「塩こんぶ」。こちらも「福茶」レポートの時に使いましたが、調味料としても料理にも使える便利アイテムです。

左の株式会社真誠「わさびごま」は、最近見つけたもの。キリッとした辛みとさわやかな香りが楽しめるゴマで、本来はそばなどの薬味として使うようですが、ご飯にもよく合うので、わさび好きの筆者が個人的に常備したいと思った具材です。

左の「わさびごま」は海苔を巻くのもおすすめです!
左の「わさびごま」は海苔を巻くのもおすすめです!

洋風ご飯のおにぎりも食べたい!「チキンライス+うずらの卵」

コンビニなどでもよく見かける洋風ご飯のおにぎり。さまざまな具を用意して調理することが難しい状況でも、食べることができる便利な商品があればと探してみたら………ありました!

それはキッコーマン食品株式会社「まぜるだけでチキンライス」。温かいご飯に混ぜるだけで、コーンやにんじん、グリーンピースと、野菜たっぷりチキンライスが作れます。今回はミニスコッチエッグ風に、うずら卵をトッピングしてみました。

薄焼き卵が作れる状況ならば、オムライスおにぎりもできますね
薄焼き卵が作れる状況ならば、オムライスおにぎりもできますね

チキンライスのもと1袋分に合わせて、米1合を追加でポリ袋炊飯。蒸らしたあとにチキンライスのもとを入れて、袋ごともみももしながら混ぜ合わせます。ラップで巻いたプラスチック製ナイフで半分に切ったうずら卵を型の中央に置いてから、周りをご飯で囲うようにすると、うずら卵が真ん中に入ってくれました。

ご飯をもみもみする時は熱いので注意!うずら卵は黄身を下に型へ
ご飯をもみもみする時は熱いので注意!うずら卵は黄身を下に型へ

今回は“もしもの時”のシミュレーションとして、7種類のプチおにぎりを作りましたが、すぐに食べることを想定しています。おでかけ用のおにぎりを作る場合は、傷みにくい具材選びや、持ち運びの温度管理にもご注意ください。

今回使用した具材以外にも、便利な商品はまだまだあると思います。お好みや慣れ親しんだ具材を選んでいただき、バリエーション豊富なプチおにぎりで“もしもの時”も食事が楽しめるように、日頃から備えてみてはいかがでしょうか。

ライター

フードに関わる職歴を生かして「備蓄食グルメ」にチャレンジ!街中で気軽に買える備蓄向け食品で“もしもの時”はもちろん、普段の生活にも役立てることができそうなパパッと簡単なひと品を、実際に作ってレポートします!

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