【京都市上京区】旧府庁本館で観桜祭を楽しんだ後は3度美味い国産牛サーロインのひつまぶしを堪能しよう!
京都府庁旧本館は、明治37年(1904年)12月20日に竣工され、昭和46年まで京都府庁の本館として、また、その後も執務室として使用されていたルネッサンス様式の建築物。創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のものです。平成16年(2004年)12月10日に国の重要文化財に指定されました。
中庭では、円山公園の初代「祇園しだれ桜」の孫にあたる実生木の枝垂れ桜やこの地がかつての京都守護職上屋敷跡であることにちなみ、松平容保の名をとって桜守として知られる16代佐野藤右衛門氏により命名された大島桜と山桜の特徴を併せ持つ珍しい品種の「容保桜」など、7本の桜が咲き誇ります。
2023年3月30日に訪れるとすでに満開でした。4年ぶりとなる「観桜祭」が2023年3月27日(月曜日)~4月16日(日曜日)まで開催されています。
さて、桜を堪能した後に、旧本館から丸太町通りまで出ていくと、「台所とまと」(キッチンとまと)という店舗を発見。こんな店できてたんだということで看板のメニューを見てみると、「牛ひつまぶし定食」なるものを見つけました。ひょっとしてあの鰻のひつまぶしの牛肉版? これ絶対うまいやつやん! ということで入ってみることに。
クッション性が高く幅広でゆったり座れるカウンター席がおすすめです。ランチメニューはほかに、仕入れたての鯛を特製たれに付け込んだ「鯛茶漬け定食」やいくらを贅沢に使用した「いくらねぎとろ丼」などがあります。今回は「牛ひつまぶし定食」を注文しました。
1杯目は普通のうな丼で、2杯目は薬味をかけて、3杯目はお茶漬けにしてさらさらと。3度美味しいというのがうなぎのひつまぶしですよね! まさにこちらはその牛肉版。まずは店主が厳選した国産の牛サーロインを細かく切って、贅沢に載せたおひつのご飯から茶碗にとりわけ、そのまま一杯目。レアに炙ってある牛肉のうま味がじっくり染み出てくる感じ。
2杯目は、小鉢のおばんざいを味わいながらそれをおかずに2杯目。さらに自家製のだし汁をかけて、ぶぶ漬けにして3杯目という具合です。いやあ昼間から贅沢気分を満喫できました!
店長の川村仁人さんによると、この1月にオープンしたばかりというこの店は、味に定評のある中京区の隠れ酒屋ともしびや大衆酒場かぞくの系列店だそうで、「夜営業では、濃厚卵と牛100%のチーズメンチカツ始め、その日に仕入れた新鮮や旬の野菜を使用した、お酒にぴったりなおしゃれな一品料理が勢ぞろい」だそうですので、昼夜問わず、ぜひ立ち寄ってみてください!
「台所とまと」(キッチンとまと)(外部リンク) 京都市上京区丸太町通新町東入ル春帯町355-1 075-708-3662