ドジャース、MVP男ベリンジャーら外野手2人が戦列復帰。筒香はメジャー残留も打率.130で崖っぷち
ロサンゼルス・ドジャースは、5月29日(日本時間30日)にケガで戦列を離れていたコディ・ベリンジャーとザック・マキンストリーを故障者リストから復帰させた。
ベリンジャーとマキンストリーの2人の左打ち外野手を26人のアクティブ・ロースター(出場選手登録枠)に入れるために、外野手のDJ・ピータースと内野手のシェルドン・ノイジーを3Aのオクラホマシティ・ドジャースに送った。
故障者が復帰した際には、再びDFA(戦力外通告)もあり得ると噂されていた筒香嘉智は、アクティブ・ロースターに残留した。
ドジャースの外野には、2018年のアメリカン・リーグMVPのムーキー・ベッツと、2019年のナショナル・リーグMVPのベリンジャーと2人のMVP選手がいる。この2人と、AJ・ポロックは今季年俸が1500万ドル以上で、スーパー・ユーティリティのクリス・テイラーも年俸780万ドルを得ている。
それ以外の選手はメジャー最低年俸クラス(約60万ドル)で、筒香は年俸700万ドルだが、そのほとんどをタンパベイ・レイズが負担しており、ドジャースが負担するのはメジャー最低年俸に近い金額だけ。
ベリンジャー、マキンストリー、ポロックが相次いでケガで離脱したために、筒香がトレードで緊急補強されたが、筒香と同じ左打ちのベリンジャーとマキンストリーは29日から戦列復帰を果たした。
マイナーに降格したノイジーとピータースは打率1割台だが、筒香よりは打率は良く、OPSも高かったが、ドジャース首脳陣はもう少し筒香の様子を見ることに決めたようだ。
ただし、ポロックが来週後半、遅くとも再来週には復帰予定であり、その際にアクティブ・ロースターから外される最有力候補は筒香。筒香がメジャーで生き残るためには、この1週間で結果を出さないといけないが、問題は出場機会があまりもらえそうにないこと。少ない出場機会を確実にものにできなければ、ドジャースに筒香の居場所はなくなってしまう。
トレードによって環境を変えることで、成績が上向くことが期待された筒香だが、実際にはドジャース加入後の成績はレイズのときよりも下がっている。