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創業47年を誇る博多の老舗店〈ネギとキクラゲが大量に乗る豚骨ラーメンが特徴的〉名物辛子高菜と相性抜群

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

1977年に創業し、今年47年目を迎えた老舗の豚骨ラーメン専門店〈ラーメン住吉亭〉。福岡県福岡市博多区の新旧の住宅とオフィスが混在する博多駅南エリアで、ずっと変わることのない独特な個性を放ち続ける。もともとは博多区の住吉地区で創業し、その名残が現在の「住吉亭」という屋号の由来らしい。残念ながら当時のことは存じ上げないが、現在の場所での「住吉亭」については、昔も今も変わらずのファンである。

ネギとキクラゲが大量に乗るスタイル

住吉亭のラーメンの特徴は、あっさりした昔ながらの懐かしい豚骨のスープに昔も今も変わらず、ネギとキクラゲが大量に乗る、ひと目で「住吉亭」のソレと分かる「博多ラーメン」を提供。層をなす丼の中は、上段1層目のキクラゲと2層目の山盛りのネギが丼を覆いつくし、外見からはその下層はほとんど見えない状態。3層目以降は掘り起こす感じになり、まず薄くスライスされた細切れのチャーシュー、ようやく4層目に中細のストレート麺が登場する。その個性は昔も今も変わらずで〈ラーメン住吉亭〉の象徴となっている。

ラーメンライスの最適解がココにある

かなり透明度のある、あっさりとしながらも旨みが充実した美味しいスープは、豚骨の香りは変わらずしっかり。オーソドックスな中細の麺も昔ながらの逸品で、小麦を感じられる味わいとモッチリとしながらも歯応えがありスープとの相性も抜群にいい。さらに、そのスープとの相性は「めし」も負けていない。

「麺」と「めし」をスープとともに交互にいただくのがこの上なく幸せを感じられ、いわゆる「ラーメンライス」の最適解がココに存在している。

ラーメンの相棒に名物の辛子高菜を

博多名物でもある「辛子高菜」は、豚骨ラーメンとの相性がとてもいい。ここ「住吉亭」でも、カウンター上に「辛子高菜」が紅生姜とともに丼に盛られ等間隔に置かれている。

もちろん無料で提供されているもので、激辛で美味しい。これをお目当てに訪れるファンの方も多いことで知られている。昔と比べると比較的激辛度は抑えられているようだけど個人的には今でも十分に激辛なので、まずは少量を小皿に取り、そこから食べるのがおすすめだし、残すのは厳禁なので取り過ぎにはご注意を。

辛子高菜をラーメンに直接投下して味変

ラーメンのお供の「めし」とともに辛子高菜をいただくのが一番ポピュラーな食べ方ながら「めし」無しで、ラーメンの味変として直接投下するのも、これまた美味しい。さらに最初のラーメンはそのままの状態でいただき「替玉」の際に辛子高菜を投下させるのも楽しみの一つ。

ラーメンに「めし」と「辛子高菜」が尊い

ラーメン専門店なので、メニュー数は多くない。ベーシックなラーメン以外は、大盛ラーメン、チャーシューメン、ワンタンメンで、その他のメニューは「ネギ」と「キクラゲ」の増量もあり、注文する際はチョモランマ級の山盛りになるので覚悟と勇気が必要。

野菜補給も兼ねてネギやキクラゲを大量に食べて健康体になれた気分を味わうのもよいし、さらに増量を楽しむもよし、名物の激辛「辛子高菜」で汗だくになるもよし。何にしてもおすすめは、ラーメン、めし、替玉に辛子高菜の尊い組み合わせ。

1977年創業で、現在47年目の歴史ある老舗で、カウンターが10席ほどと4人掛けのテーブル席が1つの博多ラーメンの名店〈ラーメン住吉亭〉をこの機会に、ぜひご体験ください。

ラーメン住吉亭

住所  :福岡県福岡市博多区博多駅南5丁目5-1
[地図
営業時間:11時00分~17時00分(O.S.16時50分)※要確認
定休日 :日曜日 ※要確認
駐車場 :専用駐車場は店前に2台あり、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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