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【名古屋市中区】小ぶりなサイズがちょうどいい!創業80年越えの老舗『甘味や 澤田商店』のかき氷@伏見

Satoko_Okumaライター/ごま食堂(名古屋市)

地下鉄鶴舞線・伏見線「伏見」駅から南へ歩いて10分ほど、御園通りの一本西・中ノ町通りにある『甘味や 澤田商店』に行ってきました。

なんと戦前から使われているという、ザ・老舗の風格が漂う看板が目印です。
店頭には、手書き文字&イラストが可愛い立て看板とポスターも。

『澤田商店』は、伏見の地で昭和初期から80年以上続く、氷のお店。風情ある建物は「名古屋市認定地域建造物資産」として認定されています。

『甘味や 澤田商店』になったのは、クラウドファウンディングを活用し、老朽化していた建物をリノベーションした2019年からです。
「かき氷」だけでなく「焼きいも」や「おだんご」も看板メニューに加わり、和スイーツが楽しめるお店になりました。

とはいえ、夏はやっぱり「かき氷」。風にはためく「氷」の文字に、思わず吸い寄せられてしまいます。

さっそく、手書きのイラストが可愛いメニューをチェック。
『澤田商店』の「定番かき氷」は、ブルーベリーやパイン、イチゴなどのフルーツ系に、抹茶、しろみつ、くろみつなど、全部で12種類
お店の名前の「サワダ」は、バタフライピー+シークワーザーにレモン果汁が添えられた、何とも爽やかな一皿。「素氷」300円があるのも、老舗の氷専門店ならではでしょう。ちなみにお値段は「しろみつ」「くろみつ」が400円(税込)・一番高価な「ブルーベリー」が880円(税込)とお手頃価格なのも、うれしいところ。

こちらは、数量限定メニュー(9月末まで)の「冷やしみたらし」と、期間限定メニューの「うめ」
「冷やしみたらし」は、くろみつのかき氷に甘じょっぱい「みたらし団子」をトッピングしたボリュームのある一皿。おだんごも看板メニューだけに、気になる人も多いはず。

期間限定の「うめ」は、阿久比産の梅ジャムを使ったソース+しろみつの組み合わせ中に梅のジュレも入っています。これまた、爽やかな酸味で暑い時期にぴったり。梅のクエン酸で疲労回復にもよさそうですね。

ちなみに期間限定メニューは、「宮古島マンゴー」や「はちみつれもん」「白桃」などが登場予定だそう。詳細の時期はSNSにアップされるので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

気になるメニューが多すぎてなかなか決められない…とさんざん迷いつつ、選んだのはこちらの「くろみつわらび餅」600円のミルクトッピング。(限定メニューの後ろのページにありました)
ちなみに、ミルクや黒糖あずき、白玉などのトッピングは1つ130円。3つ選ぶと50円引きです。

くろみつ氷の上に、きなこがたっぷりかかった「わらび餅」がごろん。コクがありつつもあっさりとした「くろみつ氷」ともちもちの「わらび餅」のバランスが◎。

トッピングのミルクは別添えなので、好きなタイミングで。小ぶりのピッチャーにたっぷり!

氷は控えめのサイズながら、ごろごろのったわらび餅のおかげで、なかなかの食べ応えでした。かき氷が食べたいけれど「最近のは豪華&大きすぎて体が冷えてしまう…」という人に、ぜひ食べてほしい一皿です。

店内には空調が入っていましたが、入り口が開けられており、ときおり自然の風が入ってきます。冷えすぎていないのもかき氷を美味しく食べるのにぴったりでした。

お席はカウンター席のほか、長机や2人がけ4人がけのテーブルも。この日もお一人様からカップル、家族連れまで幅広い客層でした。

長机の席からは、ガラス越しに「氷」をカットする姿を見学できることも。

連日30度超えで暑い名古屋。伏見界隈に来た際には、ぜひ『澤田商店』のかき氷を味わってみてください。

店舗詳細

店名   甘味や 澤田商店
住所   愛知県名古屋市中区栄1-13-31
電話   052-231-4162
営業時間 11:30〜19:00(L.O.18:30)
※冬期の日・月・祝日11:30〜18:00(17:30L.O)
定休日  火曜日(8月は無休)、1•2月の月曜日
公式サイト(外部リンク)(Instagram

ライター/ごま食堂(名古屋市)

名古屋市在住のフリーライター・大熊智子です。各種広告や企業広報を中心に【書く仕事】をしています。得意分野は、アート・医療・健康・地域文化・食・暮らしなど。取材・インタビューもお任せください。 また、『ごま食堂』の屋号で「食や自然を通じて、すこやかになる」をテーマに、料理教室やワークショップも開催。 グーグルマップなしでは目的地に辿り着けない方向音痴ながらも、趣味は散歩と町歩き。おいしい・楽しい・行きたくなる、名古屋の魅力をお伝えします。

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