新型コロナウイルス感染症の拡大により令和2年、3年度は中止となっていた『信長公黄葉まつり』が、今年は規模を縮小して開催されることになりました。

『信長公黄葉まつり』は西山本門寺境内にある樹齢500年の柊の根元に、織田信長の首が本因坊算砂(日海上人)の命により埋葬されているとの伝説に由来しています。

県道75号線を曲がり、芝川B＆G海洋センター向かいの芝川スポーツ広場が当日の駐車場になっています。

道を挟んで反対側が黒門です。

黒門から本堂までは徒歩で約15分。135段の階段があります。芝川スポーツ広場から日建メディカルまで無料の巡回バスもあります。

参道は楽市楽食エリアとなっていて、焼きそばやスイーツ、パンなどや手作り雑貨のお店など13店が並ぶ予定です。

本堂横の少し小高い場所がメインステージとなり、奉納踊り、舞扇、信長公天下布武の舞、駿府鉄炮衆による火縄銃演武などが行われます。また事前に公募され集まった67句が会場展示されるそうです。

本堂右手には、見上げるほど大きな2本の大イチョウが境内を黄色く染めます。この2本のイチョウは富士宮市の指定保存樹にもなっています。

信長の首塚は、本堂の裏側にあります。

本堂の前の道を少し西側に歩くと『首塚入口』という石碑がありますので、北へ曲がり細い道を入って行きます。

突き当たると『大柊と首塚の由来』の書かれた看板がありますので、今度は東側に歩くと、階段があります。

この階段奥が『信長公の首塚』とされ、左脇にヒイラギがあります。

このヒイラギは静岡県指定文化財になっています。

以前来た時には、ここまで近づくことができなく、鎧のように保護された太い幹しか分からなかったのですが、今回はかなり近くまで寄れるように整備されていました。
近くから見上げると上から、青々とした枝が生えていますが、ヒイラギには見えません。
説明によると「このヒイラギにはとげがなくなり、別の樹種のようにみえる」とありました。

人間と同じで、年齢を重ねるととげとげしさがなくなる…ということでしょうか。

天気予報では、13日は雨予報になっています。雨天中止になりますので、実施については、公式ブログをご確認ください。

2年振りの開催となる『信長公黄葉まつり』、なんとか天候に恵まれるように祈るばかりです！

足元も黄色く染めるイチョウの葉。
落ちた葉は押し花やスタンプなどいろんな楽しみ方がありますが、私は薔薇を作ります。この薔薇は、ただくるくると丸めて行くだけで、簡単に誰でもできちゃうんですよ。
おまつりを楽しみながら、見頃の黄葉も楽しんでください！