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【市川市】「紅白梅合戦?」二色の梅が見事な見頃 市川の小さな春の花だより  ~国府台 里見公園 ~

4番ピッチャー地域情報プロデューサー/編集者(市川市)

歴史ドラマの鎌倉殿も千葉編になり県民としては目が離せない今。、太田道灌によって築かれ、室町時代には里見氏と北条氏の戦が繰り広げられた地である国府台城と古戦場であった里見公園。

1180(治承4)年。源氏の再興を願った頼朝は下総国府(国府台)に入り、千葉常胤(ちばつねたね)らの支援のもとここから「鎌倉」へと向かいます。里見公園は1958(昭和33)年に市によって公園として整備されました。

桜の名所として、またバラ園があることで知られていますが、公園入口右手奥には梅林も整備されています。2月22日現在、すべての梅が咲き誇るまでにはまだ少し時間がかかると思います。

それでも見事に花を咲かせている2本の紅白の梅が見事です。パッと咲いてパッと散る桜には刹那の潔さを感じますが、一方で時間をかけてゆっくりと咲いていく梅には、段々と暖かくなってくる春の気配をともに感じることのできる和やかさのようなものがあるように思います。

バラ園の背後にある河津桜が一足早く芽吹き始めていて、もうすぐ梅と河津桜の競演が見られそうです。歴史の舞台を散歩しながら、春の訪れも味わってみてください。

源氏の白旗、平家の赤旗。園内の梅林でこの時期に見つけた2本の紅白の梅は、古戦場でもあるだけに紅白梅合戦?

【里見公園】
住所:市川市国府台3-9
駐車場:あり(無料、8:00~17:00)

地域情報プロデューサー/編集者(市川市)

市川市在住。新卒から旅関連の事業に携わっており、日本国内は一部の離島を除いてすべて訪問しました。海外も10ヶ国30都市以上渡航しています。旅と歴史と散策。そして高校野球を愛する地域情報編集者です。

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