【広島・尾道カフェ】旅と学校をテーマにした昭和レトロな喫茶店「あくびカフェー」に行ってきた。
こんにちは。スイーツコンシェルジュの南森エレナです。先日、広島の尾道に行ってきました。尾道は広島県の東寄りにあり、瀬戸内海に沿岸に位置する海と山に囲まれたレトロな港町です。
箱庭のような旧市街地には歴史的なお寺や建造物も多く、海を見下ろす斜面地や古い商店街から伸びる路地裏には、昭和レトロな風景が今もなお残っています。
そんな尾道で、駅前の商店街を歩いていた時に見つけた「あくびカフェー」に行ってきたのでご紹介します。
尾道商店街にある昭和レトロな喫茶店
尾道駅から商店街を東に徒歩約10分。かわいらしいミントグリーンの外観が印象的な「あくびカフェー」は、旅と学校をテーマにした昭和レトロな喫茶店です。明治時代の呉服屋から眼鏡屋、空き家を経て2012年に開業。
カフェには尾道ゲストハウス「あなごのねどこ」が併設されており、カフェの2階は宿泊施設として利用することができます。
店内は、まるで子供のころに通った小学校の教室を彷彿とさせるレトロで懐かしい空間が広がっています。木の温もりが心地よい内装は、元眼鏡屋さんのテナントの状態から床や天井を剝ぎ取って、廃材や古材、古道具など実際に使われていた多くのものを内装に再利用しているのだそう。
こじんまりした椅子は、小学校で利用されていたのをそのまま設置しているので小学生サイズになっており、本棚は下駄箱を再利用しているので最後の卒業生の名前が入っています。
席は、少人数で利用できるテーブル席と、ひとりでも気軽に過ごせるカウンター席が用意されています。
カフェで楽しめる軽食やスイーツ
店内では、本格牛すじカレーライスやトーストなどの軽食、おやつ担当スタッフが作る日替わりスイーツを楽しむことができます。
トーストメニューが楽しめる「えらべるトーストセット」は4種類あり、好きなトースト1種にオニポテ、ミニサラダ、小さなおやつ、ドリンクがセットに。この日は「尾道れもんトースト 生クリームつき」をチョイスしました。
食パンは、尾道の坂道の途中にひっそり佇む「ネコノテパン工場」から仕入いているのだそう。添えてある生クリームやジャムをつけて召し上がれ。
子供や年配の方に人気の「みんな大好きおむすびセット」は、塩むすび2つ、鶏から揚げ2つ、小さなおかず、味噌汁がセットに。プラス110円で塩むすびを1つ追加をすることができます。
おやつ担当スタッフが作る日替わりスイーツ
食後にはおやつ担当スタッフが作るデザートはいかがですか。日替わりの手作りケーキやパフェ、プリンなどお店自慢のスイーツが揃います。
「あくびちゃん印!苺のブラマンジェ」は、いちごのブラマンジェにクッキーと小さなのシフォンケーキがついたちょっと贅沢なセット。「ベイクドチーズケーキ」は、サクサクのタルト生地の上に濃厚なチーズケーキがのったオリジナルケーキ。
ブラマンジェやケーキは季節ごとに変わります。温かなコーヒーや紅茶と一緒にどうぞ。
個人的におすすめのデザートは、平日限定の「あくびの特製プリンパフェ」。手作りのプリンやクッキーがのった見た目も楽しい特製パフェは、昔ながらの喫茶店の懐かしい味です。数量限定なので、平日に訪れたらチェックしてみてください。
尾道ゲストハウス「あなごのねどこ」
「あくびカフェー」は、ゲストハウス「あなごのねどこ」と併用しており宿泊をすることができます。「あなごのねどこ」の入口は、建物の左側にある細い通路を奥に進んだ場所にフロントがあります。
この細い通路は、通称「まどろみ小路」と称され、商店街からも直接裏庭まで入れる公道のような作りになっています。
交流スペース「共有リビング」
宿泊エントランスから中に入ると、宿泊者が共通で利用できる共有リビングがあります。中庭に面した和室は縁側があり、どこか懐かしいお茶の間のよう。
共同キッチン
共有リビングに併設する「共同キッチン」では、宿泊者が食材を購入してきて自由に料理することができます。
【宿泊スペース】男女混合ドミトリー
宿泊スペース(ドミトリー)は、女性専用と男女混合の2種類。すべてのベッドには読書灯・電源・カーテンが備わっており、それぞれカーテンで仕切られているのでプライベートも安心です。
【宿泊スペース】女性専用ドミトリー
こちらは、和室に手作りの和風ベッドが秘密基地のような「女性専用ドミトリー」。洗面所があり、トイレは別室になっています。
【宿泊スペース】個室
そのほか個室や貸し切りの部屋も用意されています。ひとりでゆっくり過ごしたい方や、家族やグループでの利用におすすめです。
施設内には、漫画家であり「あなごのねどこ」のオーナーであるつるけんたろうさんや、尾道在住美術作家の白水麻耶子(はくすいまやこ)さんの作品がちりばめられています。
共同シャワー
お風呂は共同のシャワーを利用することができます。大きな浴槽にゆっくり浸かりたい方は、尾道市内のレトロ銭湯の利用がおすすめ。銭湯マップを配布しているので、尾道を散策がてら銭湯巡りをしてみてはいかがでしょう。
「まどろみ小路」を奥に進んだ中庭には、サイクリストが利用できる駐輪場もあり、さらに奥には新書や古本、CDなどを販売する「本と音楽 紙片」(営業時間 11:00~19:00・木曜定休)があります。
尾道は、古い空き家を改装した個性的な空間がどんどん増えていて、訪れるべき魅力的なスポットがそこかしこに散らばっています。古寺巡りや飲食店での食べ歩き、坂道も多く路地をあてもなくウロウロするのも尾道ならではの楽しみのひとつですね。
尾道散策の合間に、ぜひ一度「あくびカフェー」を利用してみてくださいね。
【店舗概要】
あくびカフェー
住所:広島県尾道市土堂二丁目4-9
電話番号:050-5240-3127(受付時間 16:00~21:00)
営業時間:月~金 11:00~18:00(L.O.17:30)
土日祝 11:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:木曜日
尾道ゲストハウス「あなごのねどこ」
電話番号:0848-38-1005
チェックイン16:00~22:00 チェックアウト 11:00
ドミトリー(相部屋)1名1泊3000円~ ※季節変動あり
個室利用 1名1泊3000円~ ※人数・宿泊日数によって変わる
公式ホームページ(外部リンク)
公式Instagram(外部リンク)
ひろしま公式観光サイト「Dive! Hiroshima」(外部リンク)
取材協力:広島県、あくびカフェー、あなごのねどこ
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