【麺どころか丼も見えないチャーシューメン】漆黒醤油の“豚マシ”で肉を満開にせよ「ラーメンはなこ」
チャーシューメンが好きでたまらない。
分厚い豚バラの肉塊が圧巻の迫力でどどどーん!と君臨しているもの、また大判のロース肉が明らかに場外、丼から“はみ出まくったり”“ぶらさがったりしている”もの、さらには、バーナー炙りでジュジュワ!といい声を上げながら運ばれてくるものなどなど。チャーシューメンはワクワク感に満ち、明日への活力をくれるプチご褒美! そんなチャーシューメン偏愛の私が厳選して紹介する「麺どころか丼も見えないチャーシューメン」シリーズ。チャーシューメンは数あれど、上から見ると麺も丼も見えない盛りはなかなかのレアもの。
今回は2024年7月にオープンした新店、福岡県筑紫野市「ラーメンはなこ」を紹介する。
場所は、名湯「二日市温泉」もほど近く、湯町への入口でもあるJR二日市駅の目の前。
まず、「ラーメンはなこ」は、近年増殖中の、いわゆる二郎系やG(がっつり)系と呼ばれるジャンルではあるものの、他とは味わい、ビジュアル、店の雰囲気も異なる。
木々を植えた緑のアプローチ、オープンキッチンの“魅せる厨房”となったスタイリッシュなしつらえの店内。カフェのような空間でガッツリ系ラーメンが楽しめる店であり、同系の一杯の印象をより柔らかく、女性に向けても提案することで間口を広げている。
そんな「はなこ」のチャーシューメン、「はなこラーメン(豚マシ)」がこちら。どん!!
やー、いいね、いいね、すごく良き! まさに萌える「麺どころか丼も見えないチャーシューメン」。スープは、この系統では珍しい漆黒醤油。肉系清湯スープに、糸島「北伊醤油」や中国の醤油をブレンドしたタレを合わせたものである。そこに豚バラ肉の肉厚チャーシューをこれでもか!と盛り付けまくる。
さらに、目の前でバーナーで炙り、ジュワワワ〜。このライブ感、立ちこめる香りも食欲を刺激!
肉の花満開状態にテンションMAX。他の具材は煮卵、ここもポイント“味付け”背脂、そして辛ニラ。「さあ、どこから“めくって”食べようか」。スープは比較的濃度はサラリとしていて醤油の芳醇な香りがフワリ。炙りの香ばしさをまとった肉は甘く濃厚な味付けで、辛ニラや背脂を巻いて食べるのも美味。ごはんを別で頼み、肉を米にタッチ&ゴー!するのも最高である。参考までにデフォのラーメンの写真も載せておく。これでもかなりボリューミーだ。
「ラーメンはなこ」では独自のコールシステム“はなコール”を取り入れている。といっても肩肘張ることはない。
「トッピングをどうしますか?」と聞かれるので卓上に掲げられた4項目“タマネギ”“アブラ(背脂)”“ニンニク”“辛ニラ”の量を好みで選ぶべし。ちなみに一般的な“マシマシ”に当たるのが同店の場合は“ハナマル”である。
2024年7月にオープンした新店、福岡県・筑紫野市「ラーメンはなこ」。前述したように大きな特徴は、
カフェのようなオシャレ空間。
ボリューミーな漆黒醤油ラーメン。
独自の“はなコール”。
そして「豚マシ」にすれば、「麺どころか丼も見えないチャーシューメン」に!
ラーメンのほか汁なしもあり。お腹をすかしてGOGO!
【ラーメン はなこ】
住所:福岡県筑紫野市二日市中央1-2-20
電話:なし
時間:11:00〜15:00、18:00〜22:00
休み:なし
席数:8席(カウンターのみ)
交通:JR二日市駅すぐ