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大谷とペレスとゲレーロJr.のいずれにもホームランを打たれた投手はいるのか。3人合わせて123本塁打

宇根夏樹ベースボール・ライター
サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)Sep 5, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 9月5日、サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)は、シーズン41本目のホームランを打った。この日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)のホームランはなく、それぞれ、43本と39本のまま。トップにいる大谷と2位の差が2本以内は、8月10日以来(各日終了時点)だ。この時の本数は、大谷が37本、ゲレーロJr.が35本、ペレスは29本だった。

 ペレスが41本目を打った相手は、ディラン・シース(シカゴ・ホワイトソックス)だ。今シーズン、シースは大谷にもホームランを打たれている。シーズン初登板の4月4日。大谷のシーズン2本目だ。シースは8月24日にゲレーロJr.とも対戦しているが、結果は外野フライ2本とシングル・ヒット1本。いずれも、あわやホームランという打球ではなかった。

 大谷、ペレス、ゲレーロJr.の3人にホームランを打たれた投手はいないが、他にも、3人中2人に被本塁打の投手は少なくない。シースは14人目だ。内訳は、大谷とペレスに打たれた投手が7人(シースはここに含まれる)、大谷とゲレーロJr.が5人。ペレスとゲレーロJr.は2人しかいない。その一方は、大谷とチームメイトのグリフィン・キャニングなので、大谷にホームランを打たれることはない。ちなみに、今シーズン、キャニングが登板した14試合中5試合で、大谷は計6本のホームランを打っている。

筆者作成
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 彼らのうち、キーガン・エイキン(ボルティモア・オリオールズ)とジョーダン・ライルズ(テキサス・レンジャーズ)は、今後のスケジュールからすると、シーズンが終わるまでに、残る1人と対戦する可能性がある。オリオールズは9月6日~9日にロイヤルズ、レンジャーズは9月6日と28日~30日にエンジェルスと試合を行う。

 もっとも、エイキンは9月5日に先発登板したので、6日~9日に投げることはない。ちなみに、ペレスとは7月16日に対戦し、2打席ともシングル・ヒットを打たれた。ライルズも、9月6日は投げない予定。次の登板がいつになるのかも、わからない。こちらは、4月26日と8月3日の2試合で大谷と対戦し、二塁打を1本ずつ打たれている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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