MQ-28Aゴーストバットと命名、豪州ロイヤルウィングマン無人機
オーストラリア空軍が計画しているロイヤルウィングマン無人機ATS計画の機体名称が「MQ-28Aゴーストバット」と正式に命名されました。
Boeing’s Australian-Produced Uncrewed Aircraft to be Named ‘MQ-28A Ghost Bat’
- ロイヤルウィングマン:忠実なる僚機、有人戦闘機を補佐する無人機
- ATS(Airpower Teaming System):航空戦力チーム編成システム
- MQ-28A:M(多用途)、Q(無人機)、A(最初の型)、という意味
- ゴーストバット:オーストラリアに棲息する大型のコウモリから命名
無人機(ドローン)が戦場で劇的な革命を起こす時は、自律戦闘能力を獲得した時だと予想されています。しかし自律戦闘は敵味方の識別よりも第三者の民間人およびその資産との識別が非常に難しく、無差別攻撃ではない正確な識別能力の獲得には人工知能(AI)の更なる進化を待たねばなりません。
そこで自律戦闘型無人機と遠隔操作型無人機の中間の存在を目指そうと各国で計画されてるのがロイヤルウィングマン無人機です。有人機からの大まかな指令を得ながらチームを組み行動する補佐的な無人機です。先ずは無人機に限定的な自律戦闘能力を与えていこうという、段階を踏んだ計画となっています。