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【京都市西京区】京の西の果て紅葉名所の山麓で猫のミケチン社長と楽しすぎるいちご狩りしてみませんか! 

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 ようやく少し秋らしくなってきましたね。11月辺りから出荷される旬のいちごが待たれます。京都西山山麓に広がる広大な田畑地帯の大原野南春日町を散策していると、ミツバチといちごや桜、そしてなぜか猫が描かれたキャッチ―な看板とビニールハウスを見つけました。「みつばちBunBunクロスケの大原野元気畑」と書かれた畑を2023年10月24日に訪問しました。

 突然の訪問にもかかわらず明るくハイテンションで迎えてくださったのは、代表の田中クロスケさんです。「この看板は芸大出身のデザイナーさんに描いてもらって、昨日表が完成したところなんです。まだまだ目立つように全体に描いてもらおうかな」と言います。

 入り口を入ると、さらに「ミケいちご」と猫の絵の大きなタペストリーが掲げられています。「実はここの社長は三毛猫のミケチンなんですよ。今日は在宅ワークです」とクロスケ代表。写真を見せていただくとめちゃ可愛い!

 クロスケさんが京都市内なのに風光明媚な大自然の広がる大原野に憧れ、脱サラしてこの地にやってきたのは12年前、当初はナスなどを栽培していましたが、「子どもたちに夢見てもらえる楽しい農園ができれば」と6年前にいちごの栽培を始めました。現在は2反に亘る約16000株を育てています。

 ハウス内に入るといちごの苗がずらり。徹底した品質管理にこころがけ、ほとんど農薬は使わないのだそう。まもなく花が咲いたら、西洋みつばちの巣箱をハウス内に入れます。ハウスの中で花から花へみつを吸うためにとびまわり、受粉交配を人の代わりにより自然に近い形で行ってくれるのだとか。

 「ハチといえば、人を刺すイメージがあるのですが、刺激しない限り刺さないので大丈夫。いちご農家にとってはとっても大切な仲間です」とクロスケさん。手掛ける品種は「とちおとめ」や「さがほのか」、「越後姫」、「紅ほっぺ」など15種類に及びます。

 成長の度合いを見極め、1月頃からいちご狩りも始めます。子どもたちには、ミケチンのカチューシャやサンバイザーをつけてもらって、クイズや映像を使って、楽しくいちごの話を聞いてもらった後、いちごマップを持っていざスタート。プレミアいちごを発見出来たらラッキーです。

 「TDLやUSJには及ばないかも知れませんが、おもろいいちご狩り農園です。うちに来てもらって、その周辺の大原野の魅力を知ってもらいたい」と熱い思いを語っていただきました。西山山麓には善峯寺や大原野神社、正法寺など紅葉の名所もたくさんあります。ぜひ一度足を運んでみてください!

農園事務所の写真たてから
農園事務所の写真たてから

「みつばちBunBun クロスケの大原野げんき畑」(外部リンク)京都市西京区大原野南春日町1734-1

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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