【保育園の保護者によくある悩み】保育園にはどこまで自分の要望を言っていいの?現役保育士が本音で解説
こんにちは、子育てをする皆さんのために役立つ情報を、簡単に、わかりやすく発信することをモットーにしている保育士のしん先生です。
今回は、保育園の保護者によくある悩みの一つに”保育園に要望があるけどなかなか言えない”とか”要望をどこまで言っていいのかわからない”という悩みがあると思います。
そこで、今まで実際にあった要望を例に挙げて解説し、円滑に保育園生活が送れるコツも紹介していきます。
実際にあった要望
要望①お昼寝を調節してほしい
子どもによっては長くお昼寝をする子、あまりお昼寝をしない子などさまざまです、乳児期は特に体を休ませるという理由があり、保育園ではお昼寝の時間があります。
2時間から3時間ほどお昼寝の時間が設けてありますが、その時間全て毎日寝てしまうと就寝時間が遅くなってしまうので1時間ぐらいで起こしてほしいという要望がありました。
この要望に関してはお願いしても問題ないと思います。
保育園にもよりますが、だいたいの保育園は調節してくれるはずなので大丈夫です。
要望②靴下を履かせてほしい
基本的に保育園では滑って転倒するのを防ぐために裸足で生活します。
しかし、冬になるといくら暖房していても子どもの手や足は、とても冷たくて可哀そうになることもあります。
保育園によっては、床暖房があるところもありますが、全てがそうではありません。
そこで冬だけ靴下を履かせてほしいという要望がありました、結論から申し上げますとダメです。
子どもは、活発に動きますので、どうしても靴下を履くことにより滑りやすくなります、しもやけが酷いなど特別な理由がある場合は、担任の先生に相談してみるとよいでしょう。
要望③予定を変更してほしい
個人懇談など個別に設定した予定を変更したいというお願いですが、たいていはOKです。
ですが保育士も他の保護者との調整をしていたり、自分の仕事の予定を調整していますので気軽に変更するのはNG。
やむを得ない理由でしたら快く変更してくれるはずです。
要望④なるべく室内で遊ばせてほしい
保育園では午前中の主活動に園庭遊びやお散歩などがあります。
子どもによっては外遊びはあまり好きではない子もいます、気候によっては寒かったり暑かったりするので快適な温度に保たれた室内で遊びたい子どもがいますが、NGです。
一人だけ室内で遊ぶとなればそれを見守る保育士が必要です、保育園により保育士の人数がギリギリだと残念ながら不可能です。
要望⑤乳児にマスクをしてほしい
保育園では集団生活のため、どうしても病気をもらってしまうことが多々あります。
熱が出たり、咳が出たりと体調不良が続くと保護者にとっては大変なこと。
そこでまだ小さい乳児の子どもにマスクをさせてほしいという要望です。
乳児でもきちんとマスクをつけていられる子もいますが少ないのが現状。
2歳になれば一日中マスクをつけていられるようにもなりますが、1歳だと少し無理があります。
息苦しさもありますし、周りの子どもがマスクをつけていないことがわかりますので、つけたくないという気持ちです。
どうしてもという要望なら、おうちで一日中マスクをきちんとつける練習をしてからがよいでしょう。
円滑に保育園生活が送れるコツ
保護者にとってはさまざまな要望があると思います。
ただ集団生活ですのでできることとできないことが当然あります。
聞き入れてくれるかどうかは保育園にもよりますが、大事なことは日頃のコミュニケーションです。
担任の先生や園長先生と日頃から何気ないことも話をしたり相談したりして、よい関係を作ること。
なにより話しやすい雰囲気が大事です。