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家族が協力してくれる!すぐ片づく家に必要な3つの条件

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

夏休みが始まりました。小中高の4人の子どもがいる我が家は、家で家族が過ごす時間が増えると自然と散らかっている時間が長くなります。

忙しい時などイライラすることはありますが、片づけようと思ったらすぐに片づく家になっています。そこで今日は私が考える「すぐ片づく家」に必要な条件についてです。

条件1.不必要なモノが少ない

まず圧倒的にこの条件が一番重要です。

モノの指定席が決まっていることが一番大事なように思いますが、収納の中に不必要なモノが多かったら意味がありません。

以前、カラーボックスや引出しの中のモノ8割が結局何年も使っていないモノだったという家庭がありました。

必要なモノの指定席を決めようと思っても収納できる場所がないし、探し物も多い状態です。

もしその8割のモノがなかったら、必要なモノを収納することができるでしょう。

すぐ片づく家にするためには、定期的に不要なモノを家から卒業させなくてはいけません。

「定期的な卒業」で不必要なモノがない(少ない)状態になっていると、そのあとの収納も考えやすく、またモノの乱れも少なくて済みます。

捨てるのが苦手な人は「卒業」と言う言葉に置き換えるのも効果的です。

条件2.収納場所が分散されていない

食材がキッチンだけではなく、廊下の収納、玄関の収納、リビングにある収納など分散され収納してる家庭が意外と多いです。またシステムキッチンの引き出しのあちこちに食器洗い用洗剤やシンク用クレンザー、油汚れ用洗剤が分散され収納されている家もありました。

食品や洗剤を大量に購入し保管する家庭は分散して収納することになるかもしれませんが、分散して収納すると家族が把握できません。

家のことは主に家事を行う人しかわからない状態だと片づけが必要な時に家族が協力することができないのです。

どこに戻せばよいのかが大体予想がつくように同じ種類のモノ、同じ用途のモノは収納場所は分散させないほうがよいです。

条件3.家族がモノの指定席をわかっている

家族全員がモノを使った後は元の場所に戻す習慣を持つのが理想です。

しかしモノを元に戻すのにハードルが高かったらなかなかその習慣は身につきません。戻す場所が「わからない」と片づけのモチベーションはグッと下がります。

そこで家族全員が把握できる場所に指定席を決めたらラベルを貼りましょう

ラベルを貼ることで収納の中身が一目でわかります。

なんとなくわかっているからラベルを貼らなくても大丈夫だと思っている場所でも、実は家族はわかっていないこともあります。いつも家族が探していたり、元に戻してほしいモノの収納にはラベルを貼ることをおススメします。

すぐに片づく家にするためには家族の協力が必須です。

片づけて欲しいのに家族が協力してくれない!とイライラすることがありますが、実は家族が協力できる状態ではない家が多いです。

すぐ片づく家になっていると掃除機をかけたり、掃除機ロボットが活躍しやすくなり、これまで片づけに回していた時間を掃除に回すこともできます。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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