山々を彩る紅葉も、いよいよクライマックスに差し掛かってきましたね。赤、黄、緑の葉が彩る世界は見ている私たちの心を豊かにしてくれます。

先日、神戸にある「相楽園」に行ってきました。紅葉真っ盛りを過ぎようとしている今、あえて足元に落ちている紅葉たちに目を向けてみました。

真冬が来るのを前にして、さようならと散っていく葉っぱたち。だけど散った後の姿は、道の端で寄り添っていたり水面でぷかぷかしていたりして、どこか可愛らしい姿が微笑ましかったりもします。

あちこちでまるでアートのようにその姿を留めている紅葉。歩きながら葉っぱを拾い集める時間も私は好きです。スッキリと晴れた冬空の散歩にぴったりな落ち葉拾い、持ち帰ってガラスの器に飾るのも楽しいんですよ。

パラっと雨が顔に当たりました。一瞬の通り雨、それさえも心地よい空間ですね。街中で雨が降ると傘をさしたくなりますが、ここではそのままに受け入れてしまう何かがあります。

和装のカップルがウエディングの写真撮影をしている姿も見かけました。着物と紅葉、まさにジャパニーズビューティー。風流ですね。

水鏡に映る木の枝と水面に浮かぶ紅葉たち。こうやってあらゆる所で自然がコラボしたアートが見られます。例えばこの道と、紅葉が縁取る道のカーブも美しい。

足元を彩る紅葉たちを観察するのにも、日本庭園がある相楽園はとても良い環境だと思いました。冬の紅葉散歩、ぜひ晴れた日に相楽園まで散歩しに行ってみてはいかがでしょうか。

＜関連記事＞