「腎臓」が悪くなると「心臓」に負担がかかる?-心臓と腎臓の"意外"な関係とは?-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「心臓」と「腎臓」の関係を解説していきます。
今回の目次
- 腎臓と心臓はどんな臓器?
- 「腎臓」が悪くなると「心臓」に負担がかかる?
- 腎臓と心臓を労ろう!
- ちなみになる話!腎臓と貧血の関係
- 最後に
【1】腎臓と心臓はどんな臓器?
まず、腎臓は腰の辺りに左右1つずつある臓器です。
様々な働きがありますが、代表的な働きは尿をつくることです。
そして、心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割がある臓器です。
全身の組織に「酸素(O2)」を届けることができるのは心臓が絶え間なく、運動をしているおかげです。
では、この2つの臓器の関係をみていきましょう。
【2】「腎臓」が悪くなると「心臓」に負担がかかる?
全身に酸素を運んでいるのは「赤血球」です。
そして、腎臓は赤血球の産生を促進するホルモンである「エリスロポエチン」を分泌します。
そのため、腎臓が悪くなると下のような悪循環に繋がることがあります。
①腎臓が悪くなることでエリスロポエチンの分泌が低下する。
↓
②赤血球が減少して、十分に酸素を届けることができない。
↓
③それをカバーするために心臓が頑張って働く
↓
④この状態が続くことで、心臓が疲弊する。
このような関係で腎臓が悪くなると、心臓に負担がかかります。
また、心臓が悪くなると、腎臓への血流が悪くなり、腎機能も低下してしまうこともあります。
以前の記事でも少し触れましたが、心臓と腎臓は"持ちつ持たれず"の関係ですね。
記事の内容はこちらから(Yahoo!エキスパート内の記事より)
【3】腎臓と心臓を労ろう!
腎臓・心臓のそれぞれに共通していえるのは「高血圧が苦手」ということです。
また、その他には下のようなことも心臓と腎臓に負担がかかります。
- 高血糖
- 喫煙
- ストレス
- 脂質異常症
- お酒の飲み過ぎなど
そのため、禁煙・ストレス解消・食生活を整えて高血圧や高血糖の予防をすることが大切でしょう。
【4】ちょこっと豆知識!腎臓と貧血の関係
腎臓が悪くなり、エリスロポエチンの分泌が低下すると、赤血球が減少し、貧血が起こりやすくなります。
このように腎機能の低下が原因となる貧血を「腎性貧血」といいます。
☆腎臓と貧血の関係は下の動画でも解説していますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。
【5】最後に
体の中の機能は1つの臓器で担っているわけではなく、それぞれが協力して働きます。
健康的な内臓器のためには、やはり「食生活」が重要になるので、意識してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!