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【研究で判明】毎日忙しい親が子どもにすべきこと

きなこ子育て研究主婦

こんにちは!科学的根拠に基づいた研究から子育て方法について発信しているきなこです。

私は普段Instagramで情報発信をしているのですが、コメントの中に「子どもがたくさんいてそんなに子どもを相手にしてあげられません。」というものを目にしました。

子どもがたくさんいたり、親が忙しいと子ども一人一人にじっくりと相手するのは難しい問題ですよね。

「子どもをちゃんとフォローできなくて罪悪感…」

という気持ちになるのも仕方がありません。

ママ・パパ達に参考になるような研究をご紹介します^^

1. 虐待・ネグレクトを受けた子は将来どうなった?

社会学者エルダーは乳幼児期に虐待やネグレクトで心理的にダメージを負った青年たちを調査しました。

青年達は「自分には価値がない」という自己不全感を抱いていました。

虐待を受けた子は大人になった時に精神障害・抑うつ・依存症などのリスクが高まることが知られています。

しかしエルダーの研究では、そんな境遇の中でも大人になった時に安定した家庭・職業を持つことができた人たちもいました。

その人たちの共通点は「ロールモデルとなる大人と出会ったこと」

子どもたちは信頼できる大人と出会ったことでその後の人生を前向きに生きることができるようになったのです。

人間は、乳幼児期にどんな環境で過ごしたとしても、大人になるまで環境の影響を受けて変化していきます。

なので不安な人は、子どもの出会いのチャンスを広げてあげると良いかもしれません^^

実際に私の話なんですが、3人兄弟の末っ子&実家は自営業で忙しく、あまり親から手をかけられず育ちました。

その結果、3歳を過ぎても言葉が話せず病院へ連れて行かれることに。

医師からは、障害ではなく話しかけなさすぎて言葉を話せないとのこと。

そんな私の両親ですが、私が「やりたい!」と言ったことは嫌な顔を全くせずに経験させてくれました。

また、習い事も小学生の頃から週6日、常に何か入ってました。今考えると、自分達があまり子どもに構えないから、その埋め合わせとしてたくさん経験をさせてあげようと思ってしたことだと思います。

そのおかげか、内向性の高い私ですが新しい環境に入ることにあまり抵抗のない人間に育ちました^^

転勤族なのですが、転勤の話が出ると新しい環境が楽しみでワクワクします!笑

習い事が多すぎるのはあまりお勧めしませんが、子どもにいろんな経験をさせてあげることはとっても大切なんだと身をもって感じています。

子どものフォローが出来てるか不安な人は、参考にしてみてください^^

【参考資料】

Military times and turning points in men's lives.Elder, G. H. (1986). Military times and turning points in men's lives. Developmental Psychology, 22(2), 233–245.

子育て研究主婦

脳科学・研究から考える幼児教育について紹介しています。年200本の論文を読破中。脳の成長期にやりたいこと・気を付けたいことを一緒に学んでいきましょう^^

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