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ひとり旅におすすめ! ソロ温泉で訪ねたい「北陸・東海の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

関東からも関西からもアクセスしやすい東海地方と北陸地方の温泉地。

源泉豊富で多数の温泉地を抱える伊豆半島は最有力候補だが、自然豊かな岐阜の温泉地、歴史ある石川の温泉地など選択肢は多い。

今回はソロ温泉(ひとりでの温泉旅)で滞在したい北陸・東海地方の温泉地を5カ所紹介する。

①伊東温泉(静岡県)

東京駅から特急で約105分。全国屈指の源泉湧出量を誇る東伊豆の名湯。熱海ほど混雑していないので、ひとりでも孤独を感じることはない。源泉かけ流しの宿も多く、共同浴場の湯めぐりも楽しい。東海館をはじめ文化的な観光スポットや飲食店が多いのも魅力である。駅前に飲食店が充実しているので、宿は素泊まりにして、食事は外で地元の海産物などに舌鼓を打つという手もあり。

②土肥温泉(静岡県)

明るく賑やかな東伊豆に比べて、西伊豆には素朴で静かな温泉地が並ぶ。そのぶん静かに一人の時間を満喫できる。土肥温泉は若山牧水をはじめ文人墨客にも愛された温泉地。夕陽の名所でもある。宿にこもるのもいいが、海岸線を散策したり、共同浴場で癒されたりするのもいいだろう。

③奥飛騨温泉郷(岐阜県)

標高800~1300mに位置し、周囲を3000m級の山々に囲まれる。平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地で構成される。高級宿から素朴な温泉民宿までバリエーションも豊富なので自分好みの宿を探そう。野趣あふれる露天風呂をもつ施設が多いので、自然に癒やされたい人には最適だ。

④山中温泉(石川県)

名湯・山中温泉には北陸随一の渓谷美を誇る鶴仙渓がある。湯浴客で賑わう温泉街とは打って変わって、鶴仙渓の遊歩道は風雅な雰囲気。甘味やお茶をいただける「川床」も名物だ。山中温泉は、それほど温泉に興味がなかったとされる松尾芭蕉が唯一長逗留した温泉地。歴史や文化を味わいたい人におすすめ。

⑤榊原温泉(三重県)

古くから伊勢神宮の湯垢離の場として知られる温泉地。5軒ほどの宿で構成される静かな温泉地だが、湯元榊原舘をはじめ源泉の質は、東海地方随一。ぬるめのアルカリ性単純温泉は、ずっと浸かっていたくなるぬるめの名湯である。観光名所がある温泉地ではないが、ひたすら宿で名湯を堪能して過ごすのもいいだろう。

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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